りぼん句会報2024年2月9日(金)

零回戦の正解は「鳩」。

ぽっぽさん、ゆうこりんさん、大正解!

一回戦は小澤征爾追悼。

一回戦 音楽の仕事

(★=特選)

ドヤ街の流しの鞄春浅し/海音寺ジョー

「カバン持ってるイメージないけどな、楽器だけ持ってて」「アコースティックギターを持ち歩いてるイメージですよね。アコギ1本で居酒屋突撃してきて。あれも強引な商売ですけど。ギターケースくらいしか持ってるとしても思いつかないですけど」「トランクくらいのイメージ」「お金入れるのって帽子とか、どういうのに入れるんだろう。おひねり入れる箱とか」「確かに帽子のほうが」「帽子のほうがいいね。かぶる感じも」

戦場でピアノを直せば黄砂降る/翼

「ピアノを修理するって意味かな。よくわかんないな。しかも書き直してあるんですよ、弾けば、って書いてわざわざ。弾けば、でよかったんじゃないかな」「『戦場のピアニスト』って映画があります」「ありましたね。戦場でピアニストが逃げ隠れする話じゃなかったかな。生き延びるんですよ。直せば、がよくわかんないですねこの因果関係」「つぶれたピアノをなんで直さなあかんかったってところにドラマがあるんと違います?」「ピアノに黄砂が降るのはわかるんです、黒いピアノの上に黄砂がバーッてある。ただ、黄砂って言うより、戦場だから土ぼこりだと思うんですよね現実的には」「いろんな話が交ざった」

野火跡にシンガーソングライター立つ/小佐治

「野焼きの火のことだよ。立たないと思うよ(笑)」「PVとか撮ってそう」「長渕とか撮りそう」「立つ、がよくわかんないですね。MV撮るでよかったんじゃないかな、ドローンでMV撮ってるイメージが」

ボーカルは手ぶらで来たる春祭り/ゆかり

「ああ」「おお」「軽くていいじゃん。祭りにしなくてもいいかもしれないな。どこ行ってもいいから、下五替えたらなんでもいいんじゃないか」「夏祭りじゃいけないのか。でも春祭り、面白いと思いますけどね。商店街のイメージで、ステージがあって」「これこそ春の雲でも春の風でも、なんでもいい気がするけどね。祭りに限定しないほうがいいと思うけどな」「ボーカルの手ぶら、いいですね」「祭りだとなんか意味が出ちゃう気がする、手ぶらに」「その意味がいらないんですか」「味つけないほうがいいと思うな」

初蝶来小五の既にピアニスト/惟久里

「小5で初潮?」「違います(苦笑)。言い方の問題ですね。小五の既にピアニスト、はわかるんですよ、天才児だと、こいつは本当に化け物だ天才だって言われる、神童ってヤツですね。中学生からアメリカとかヨーロッパとかそういうとこに留学して世界的なピアニストになるのか」「小五でやつとピアニスト、のほうがいいんじゃない」「やつと、だと嫌味になりますね今度は。でもそうすると小5って相当早いんじゃないですかねピアニストって呼ばれるのは」「初蝶もちょっと可愛さを出し過ぎちゃうかな」

うららかに連弾の指重なりぬ/企鵝

「連弾ってなんでしたっけ?」「2人で弾くこと。指重ならないんじゃないの。指重なるの失敗なんだね」「でも1つの鍵盤で弾くんですよね」「鍵盤を半分ずつ使ってたまに交差したりするけど」「だから重なるんじゃないですか。弾く瞬間は同じ鍵盤には行かないけど小指と小指が交差したり手がサッと上下になったり。これいいんじゃないかな」「手が重なるならいいけど指重なるって言うと同じ鍵盤を」「左手の端っこの小指と右手の端っこの小指が重なるんじゃないかと思うんです」「交差するのと重なるのは違うなあ」「ちょっとやり過ぎだと」「交差したって意味ならいいかもしれないけど、重なる、でそう取っていいかなあ」「うららかに連弾の指交差せり、ですか」「指、もいらないよな。連弾の交差して、くらいでいいんじゃないか」「交わりぬ、でいいんじゃないですか。でも連弾の指が重なるのがいいんですよ」「そう見えたとすればね」「男女だと思うんですよこの言い方、うららか、って来てるから。連弾を男女で弾いてて、あ、って互いに男女を意識してしまったって意味じゃないかな」

蕗味噌や日銭を稼ぐミュージシャン/龍

「なんで蕗味噌なんだ?」「ミュージシャンじゃないな。浪曲師とかそういう渋いのにしたい、蕗味噌だったらね」「蕗味噌がなんで出てくるのか。例えばロックミュージシャンと蕗味噌合わないじゃないですか」「講談とか浪曲のイメージだな」「例えば、蕗味噌や日銭を稼ぐ講談師、くらい」「だったらいいと思うけど」「合うは合うけど、今度は蕗味噌がピッタリつき過ぎじゃないですかね。ミュージシャン、が軽いんだな。田舎から蕗味噌が送られてきたイメージなんですけど」

写譜専用右手深爪針祭/ぽっぽ

「楽譜を書き写すことを写譜って言うそうです」「社会不適合者のことかと思った」「意味があり過ぎてゴチャゴチャしてるな。意味はわかる。写譜をするために右手の指を深爪になるほど切った。すると今度、針祭が」「2月8日か」「針祭で写譜専用右手深爪が出てくるのが」「よくわかんない」「ちょっと解説が必要ですね」「惟久里さんより、針祭の豆腐に刺したたくさんの針は音符に見えるからかな、と思いました、と」「見えるかなあ」

介護士はビオラも弾けて忘れ雪/海音寺ジョー

「職業は介護士じゃないのこれ(笑)。音楽の仕事じゃないじゃないですか」「忘れ雪は?」「名残雪と同じ、春の雪のことじゃない」「春になっても残ってる雪のこと言うのかな。忘れ雪は無理じゃないですかね。介護士はビオラも弾けて、はなんか面白いんですよ。忘れ雪の持ってき方が謎ですよね」「ビオラも弾ける介護士さんいたんですよ。音楽家目指してたっていう」「重宝しますよねそういう人いると」「レクリエーションではちゃんと弾いてくれますんで」「ビオラ弾ける介護士は面白いんだけど、持ってき方難しいですよね。隠し芸的なポジションなのか」

平山雄一おたまぢやくしを飲み込めり/翼

「解説が必要ですね。平山さんは我々の仲間の音楽評論家。平山さんがオタマジャクシを飲んだっていうだけの句なんですけど、オタマジャクシを飲むっていうのが比喩的なほうの意味だと思います」「オタマジャクシって楽譜のことだよ。ザーメンじゃないよ(笑)。音符のことをオタマジャクシって」

風船がプリマドンナのやうにある/ゆかり

「プリマドンナはバレエやオペラで主役になる女の人」「花形ってことかな。言ってることはわかる。風船が1つ凛として置かれているか飛んでいるか。小さい子が持ってるでもいいですけど。その凛とした姿がプリマドンナのようだと言った。難しいですね」「ふっくらしてるからな。もっと細いイメージだからなプリマドンナは」「でも凛として1つ立っているっていうのはすごく伝わってくるんですよ。例えば青い空の中に黄色や白の風船が1つあったっていいし、その凛とした感じとプリマドンナは合ってるんだけど、やうにある、ってだけでいいのかそこは悩みどころですね」「ちょっと雑かな」

春の風ただ出番待つシンバル奏者/小佐治

「シンバルが出番待ってるのはわかるけど、そこをもっと丁寧に言ったらいいんじゃないかなあ。ただ出番待つ、だと出演する前にも聞こえる。自分の鳴らす番を待ってるくらいがいいと思う。自分のターンが来るタイミングを狙ってるくらいの待ってる、ならいいけど、これだと完全にまだ舞台にも立ってない感じになっちゃうからなあ」「言い方としては、春の風シンバルぢつと待ちにけり、くらいで止めてもよかったんじゃないですかね。春の風、は外になっちゃいますね。普通はシンバルって室内で演奏するものだと思うんで、春の風も合わない気がするな。春の光が差すとかだったらわかりますけどね」「卒業式にしたりするといいんじゃない」「卒業式シンバルぢつと待ちにけり。待つてをり、でもいい」

リコーダー舐めて仕事を失ひぬ/翼

(爆笑)「最近ロリコン教師がよく逮捕されてるから」

ギター胼胝で背中を掻いて春寒し/海音寺ジョー

「すごい句だね」「ちょっと面白いですね。ギターダコっていうのはどこにできるんですか」「人差し指とか中指だよ、弦を押さえるほうだから」「左手にできるんですか。じゃあ中指の先端にギターダコができて。面白いですね、ギター胼胝で背中を掻く、までは非常に面白いですね」「全然かゆみ取れなさそう」「だからそこがいいんですよ。春寒し、はどうなんだろう。春の昼、くらいで止めときゃよかったんじゃないかな。別になにもなくてよかったと思うんですよ。春の昼ギターの胼胝で背中掻く、くらい言っとくとなんもなくてよかった。春寒し、だとそこにこの句の重心が行っちゃうと思うんです」「ツボ押したほうがいいんじゃない、タコのイメージだったらね」「ツボ押しますか? ギターダコの指でツボを押すって変だと思いますけどね。ギターダコで背中を掻くっていうその変な感じ、爪でもないし指先でもない独特の感じが背中に当たっているってのをこの人は詠んだんですね」「変な句で面白いけどね」

★電車からチェロ降りてくる鳥曇/龍

「ああ」「鳥曇って曇った日のことかな」「鳥が帰ってく日に曇ったように見える。鳥渡る、が秋で鳥帰る、が春か。鳥が帰ってくときに空が暗くなるのが鳥曇」「そうすると降りてくる、は合ってるか。田舎の高校生が都心のコンクール出て帰ってきて、今年も予選でダメだったねって言ってそこが鳥曇に見えた」「ヨーロッパの駅頭とかのイメージだけどな」「鳥曇が合ってますか?」「合ってると思うけどな。別に鳥見えなくてもいいんだ、その頃のちょっと暗い日くらい。『のだめカンタービレ』っぽいじゃん、のだめがヨーロッパ行ったときの」「降りてくる、がいいのか。降りてきて、じゃ面白くない」「向こうのミュージシャンって電車で移動してるイメージだもんね」「チェロとかコントラバスとかでかいの持ってるイメージ」

音楽の教師ホントはニセ教師/海音寺ジョー

「なんだこれどういうことなの? 文春とかの」「チンコロ入った。ニセ教師が雑だな」

三寒四温ギター屋に髪立てて/翼

「ハードジェルとかを使ってパンクな髪型にしたわけですねきっと。パンクロックのミュージシャンがギター屋に入っていった。三寒四温と合ってる気がするなそれは。ギター屋に髪立てて、って言い方が雑じゃないですか。なんて言うんですかパンクな髪型総称して」「モヒカンとかリーゼント」「我々の思うモヒカンってソフトなモヒカンじゃないですか。この場合はハードなモヒカンなんですよ。そのハードなモヒカンを表現しないといけない。髪立てて、でいいのか。髪立ててって優しくないですか」「バンギャとかもそうじゃない」「わかります、でも身長+30cmくらい立てるじゃないですか。髪立てて、だとベッカムヘアレベルになっちゃいますよ」「言いようがないよね。人によってどれくらいの度合いかわかんない」「三寒四温はいいんですよね。今日から俺は本物のミュージシャンになるっていうような決意が感じられて美しいと思いますね」

指揮棒を置いて土筆を摘みに行く/ゆかり

「おおキレイだな。指揮棒を置く、だからたぶんプロの指揮者が」「(山口)百恵ちゃんみたいだな、マイク置いたり棒置くっていうのは。つくしが指揮棒と形状似てるかな」

山口百恵の引退コンサートの伝説的ラストシーン

雪とけて蝦夷いつぱいの琵琶法師/翼

「雪とけて村一ぱいの子どもかな/小林一茶にかけてるんだと思うけど」「なるほど。でも蝦夷いつぱいの琵琶法師、って琵琶法師が北に向かうのか、そこはよくわかんないな。盲人が琵琶法師になって旅をするんですか? なんで蝦夷地に行くのかわかんない。村いつぱいの琵琶法師、でもいい気がするけど蝦夷の必要性がわかんない」「盲人って寒いとこにいるようなイメージ」「あったかいとこでもいいと思いますけど」「瞽女(ごぜ)さんとかもみんな雪のイメージじゃん」

作詞家が見てきたような春を書き/小佐治

「書いちゃだめだと思うけど」「講談と一緒だからな」「作詞家が春を見てきた、それはわかるんですけど書く、って言ったら面白くない気がするなあ」「春の恋、とかにしちゃったほうがいいんじゃない」「作詞家が見てきたような春の恋」「変なラブソングにしたほうがいい。『スプリングラブ』みたいなダサい歌(笑)」

YAZAWAはYAZAWA春泥はただの泥/翼

「いい気がするなこのYAZAWAは。ただ2回言う必要があるのか。YAZAWAには春泥はただの泥、くらいでよかったんじゃないか」「そんな嫌味なことは言わないだろ、そんな学ないよ」「いいんじゃないですか」「直しようはないんだよ。じゃあいい俳句かって言われると」「なにが言いたいかって、特に言いたいことが伝わんないよね」「音はいいんですけど」「言ってみたかっただけって感じで」

風船を一つ使つたミュージカル/翼

「さっきのプリマドンナよりあっさりしてる感じかな」「これも直しようがないし」「使った、はもっとうまい言い方あるんだと思う」

ソプラノの腹の中より蜃気楼/企鵝

「おお」「ソプラノが合ってるかな。蜃気楼だともっと微妙な声のほうがいいんじゃないかな。メゾソプラノくらいかな。アルトではないよなって感じ」「ソプラニスタにしちゃうとか、いっそ」「音は素晴らしいけど俳句としていいかって言うとわからない」「輪唱とかにしちゃうとか。輪唱だと蜃気楼と合う気がする。合い過ぎちゃうか」「腹の中より蜃気楼、ってすごいいい音だと思います」

説明の長き指揮者や蜃気楼/惟久里

「おお蜃気楼2人。こっちはどうだろう」「さだまさしみたいなヤツかな」「情景としてはオーケストラの指揮者が指示するわけですね、ここでこのタイミングでとか、この音全然ダメとか、入るタイミング遅いとかぶち切れたりする。蜃気楼合ってるのかどうかわかんないな」「説明の長い指揮者、面白いと思うけどな」「そこは面白いんですよ。蜃気楼って季語をポンって持ってきたとこがどうだろう。さっきのソプラノのは、蜃気楼は合ってると思うんですよ。こっちのはなんか合わない気がするんですよ」「惟久里さんより、小澤征爾のセリフなんだって。説明の多い指揮者はダメだって」

春寒の小指欠けたる調律師/ぽっぽ

(笑)「いないだろ、ピアノに指はさんだって」「元ヤクザの調律師っていう」「指ないと調律やりづらいんじゃない。関係ないのかな」「言い過ぎな気がするんですよ。小指欠けたる調律師、って元ヤクザですって言っちゃってるから」「元はピアニストなんだけど小指が欠けたから調律師になった」「小指じゃないとこがいいと思うな。指が四本、くらいでもいいけど、小指にするとヤクザっぽくなっちゃうからな」「欠けた指を隠す義指ってあるじゃないですか、そういうのつけてたほうが面白いんじゃないかな。調律師の外せる小指、って。小指欠けるって堂々とヤクザですって言っちゃってるようなものなんで、あんまり面白くないかな」

★西洋蒲公英ソプラノがもう歌へない/翼

「日本に大きく分けて2種類くらいタンポポがあったと思うんですけど、その片っぽですね。声変わりした少年かな、10歳くらいまでソプラノ歌ってたんだけど12歳くらいになってソプラノが歌えなくなって。どうしてもヨーロッパの男色のイメージが出ちゃいますけどね。少年合唱団の」「チンポ取るしかない」「少年合唱団とか聖職者たちのHな感じが感じられます。でもいいかもしれない、花を摘むってイメージで。詳しくは言ってないけどいろんな意味が含まれてるのかな。西洋、が効いてると思います」

寒鯉に無視されてゐる演歌歌手/ゆかり

「ああ面白いね(笑)」「これは面白いかも」「でも寒鯉って動かないもんだからね。無理矢理季語にしちゃったんだろうけど」

佐保姫はバッハを聴くと鬱になる/翼

「面白いですね。しゃれとしては面白いけれど、ただ俳句としてはああそうですかって感じですね」「明るいお姫様だよ」

春の闇バッハの弦のほのあかり/惟久里

「ほのあかりってなんですか?」「薄ら明るくなったこと。あかり、がよくわかんないな。バッハの弦、ってのがなにを指してんだろうね」「少し暗い中で弦楽器の練習をしてるって意味だと思いますね」「闇、とあかり、はダメかもな」「両方入れちゃダメなんですね」

春麗大正琴に躓いて/翼

「大正琴って琴があるんですか?」「でっかいヤツ」「いいかもしれないけどね、別にそれ以上の意味はないかな」

大正琴で弾く『涙そうそう』

手ぶらで来て手ぶらで帰るピアニスト/小佐治

「さっきのボーカルの句のほうがいいな、手ぶらは」

指揮棒に指されて椿落ちにけり/企鵝

「これは無理じゃないか?(笑)」「どこで振り回してるんだよ」「道で振り回すって、そんなことしないでしょう。でもこれ比喩か、指揮棒に指されてそこの3番のバイオリン!とかぶち切れられてそこで椿が落ちる、自分の自信を失ったって比喩かもしれない」「かなり物理的に落としてる感じするけどね」「でも意味は深そうだけどね。気にはなりますね」「指す、がかなり物理感強くなるんだよね」

四階は音楽教室花水木/ぽっぽ

「明るいですね」「花水木がちょっと低い花のイメージだから4期は高過ぎ」「4階から見下ろす、例えば小学生の時あのエレベーターのない建物4階まで階段で上っていったなとか、そういう思い出を浮かべた句としたらしっくり来ますね。ただしっくり来るけどそれ以上の印象は与えられないかな」「あると言えばあるかな」

春の野に落としたハーモニカが狂う/翼

「音が狂う、かな。春の野にハーモニカ落としました、吹いてみたら、あれ?ここを吹けばこんな音出るはずなのに音が違うぞっていう。ハーモニカって吹く場所で音が違うんですよね?」「そうだよ。吸うのと吹くのがある」「まあ普通だな」

二回戦は西生ゆかりさんからのリクエストで、2月9日ということもあり「にく」に。

二回戦 「にく」の音

(★=特選)

憎らしき先生の顔いしぼたん/企鵝

「石牡丹ってなに?」「イソギンチャクのことだって。勉強になりました」「別に上はどうでもよくなっちゃった(笑)」「イソギンチャクみたいになってしまえと思った、それだけだな。交通事故に遭って顔グチャグチャになってしまえって」「触手にやられちゃえ」「ザクロはちょっと季節が違うんですね」「イソギンチャクは春だよ。ウミウシとか磯遊び、ヤドカリもそうだし。そういう海の小動物は春の季語って多い」

姥桜霜降り肉はもうあかん/惟久里

(笑)「比喩としてより直接言ってんじゃん。うばを直接言い過ぎだろ」「彼岸桜の一種だそうですね」「年寄りを馬鹿にしてウバザクラって言ってんだよ」「霜降り肉、脂肪がメチャクチャ多い肉ですね。高級肉の代名詞と言ってもいいくらい日本だと」「マグロだったら赤身のほうが美味くなってくる、年取ってくるとな」「俺も中トロが限界ですね」

死ににくい患者と呼ばれ紫木蓮/ぽっぽ

「いいね、死もくれんとかけてるんだろうな。やり過ぎだと思うけど。ダジャレに聞こえちゃうな」「死ににくい患者と呼ばれ、っていうのは204号室の北大路さんまだ生きてらっしゃるのねしぶといわね、って聞こえるわよって看護士どうしの噂話が聞こえてきたと。悪運強いわねとか憎まれっ子世にはばかるとかなんとかボソッと言われる、そういう感じなんでしょうかね」「こんな掛け言葉もすごいですね」

★愛の日や培養肉のハンバーグ/ゆかり

「割といいかもしれないな」「面白いと思いますね。愛の日、バレンタインのこと今は指すらしいんですけど培養肉のハンバーグ、今まさにホットな話題ですね。動物を殺さずに肉を食べようっていう人間のエゴなんですけど、例えば大豆のハンバーグ昨日デニーズで食べたんですけど全然美味しくないんですよ。培養肉っていうのは大豆じゃなくて本当に肉の組織を科学的に作ろうっていう試みで、できつつはあるけど全然2024年現在商品になっていないものです。なにが面白いかって言うと、動物に対しての愛ですよね。生命を殺さずにでも美味しいものを食べたいっていう人間のエゴを、培養肉のハンバーグっていうその矛盾した考えを表現してる」

水温むばかり生まれを憎んでも/翼

「おお、境涯って感じの句ですね。これ単体でいい句と取れるかどうか、しっかり読まないといけないな。難しいですね、読む側が試されてる句だな。カッコいいんだけどね言ってることは」「『おしん』みたいだな。年寄りが好きな感じだな」「演歌っぽい感じですねこの空気が。季節はどうやっても春が来てしまう。講談のキメ台詞っていうか演歌っぽいというか、俳句としてこの単体でいいと取れるのかどうか。ある人にとっては絶賛するかもしれない、ただ受けるのはけっこう上の年齢の人だと思いますね。60以上の人にしか受けないんじゃないか」「水温む、の句としては新しいと思うんだけどな。全体としては浪花節が過ぎるけど」「瞬発力っていうよりはしっかり読まないといけない句ですね」

苦肉の策造花で済ます梅見会/小佐治

(笑)「テレビ局のニュースのタイトルみたいですね」「老人ホームの句会って感じするな。おばあちゃんが一生懸命作ったけどホントにつまんなかった。もうボケたおばあさんと一緒だよそれ(笑)」

寒の明けキン肉マンに似た人形/海音寺ジョー

「ああ」「全部ガタガタって感じするなあ。別にキン肉マンの人形もあるしな。似せる意味があんまり」「例えばキン消しが並んでるんならまだわかるんですよ」「人形ってことになにも意味がないんじゃないかな」「中国製の人形いっぱい見たんで」「ニセって言ったほうがいいな」「中国製のキン肉マン、って言ったほうがいいかな」「そしたら人形っぽさも出てくるし。まさか実物じゃないだろうから」

肉まんにコンビニの差や息白し/翼

「肉まんって季語だと勝手に思ってますけどね。息白し、も季重なりだと思うんだけど。息白し、がムダな感じがするんですよね、もうちょっと飛んだほうがいい気もしますね。肉まんにコンビニの差があるまではわかる、そこでなにを思うのか。セブンはまずいとかローソンは美味いとか、あそこは火傷したからムカつくとか、可愛いお姉ちゃんが入れてくれたから美味しいとか、そういう思ったことを。息白し、って現象に逃げないほうがいいと思いますね」「思ったほうがいいのかな。あんまりその差をきちっと言っても面白くないと思って。なんとなく食べながら思ってたほうがいいかな」「あんまんじゃねえか!とか全然違うツッコミ入れてもいいかも」「実際に比べちゃダメだと思ったんだよね。息白し、で思いをはせてる感じで」

★筋肉のありそうな眉新社員/企鵝

「いいんじゃないですか。なにがいいかって、キレイなんですよね眉毛が。ちゃんと脱毛してあってちゃんとピンセットで抜いてあってちゃんとブラッシングしてあって」「もっと劇画調なのかと思った。太眉のこと言ってるのかと」「『こち亀』の両さんみたいな眉ですか。そっちもあるか。でもツーブロックヘアで眉毛も丁寧に決めて、ジムにも通ってますって新社員だと思った」「俺はワイルド系のほう。これはどっちでもいいんだと思うけど」「やる気ありそうな」「セックスのことしか考えてない感じの筋肉のありそうな。テストステロン出るってのは性欲強いって意味と同値なので、筋肉のありそうな眉ってのは本当にモテるために努力してますって感じはするんですけどね」「永井豪が描くみたいな眉毛が上にはねてるヤツ、兜甲児みたいな」「それは筋肉ありそうなというか、それでもいいかもしれない」

※テストステロンは男性の主要な性ホルモンで、精巣や前立腺など男性生殖組織の発達に重要な役割を果たす。また筋肉や骨量の増加、体毛の成長などを促進する。

※兜甲児(かぶとこうじ)は、永井豪原作の漫画・アニメ『マジンガーZ』でロボットのマジンガーZを操る主人公。

春霞不必要なほど高い肉/龍

「どういうことだ?」「今、和牛がすごく安くなってるんだって」「そもそも今までが高過ぎたんですよ。不必要、って言わなくていいんじゃないかな。でも言わないといけないんだ」「社会詠でしょう」「でも春霞、がそうすると合わないんですよ」「目がくらむくらい高いってこと(笑)」「そうすると救済があるか」「漫画だけどね」

焼肉はきのうの残り菜飯炊く/惟久里

「菜っ葉飯」「菜飯炊く、つまんなくないですか。食いもんで食いもんの話して」「焼肉は残さないだろう」「焼く前の肉が残るんだったらわかるんですけど、たぶん焼いてから冷蔵庫に入れて保管したんだと思う。電子レンジで再度チンして硬くなったまずい肉って意味かな」「焼肉残すの?」「焼肉は残さないですね普通の人は」

白魚の肉のようなる骨を食う/小川

「ああ」「ようなる、がどうなんだろうなあ」「白魚のさかなたること略しけり/中原道夫だね、まさにこれは」「骨が肉のように柔らかくて嚙めちゃった」「小さ過ぎてどっちかわかんないってことなんだろう」

小憎らしい女子高生に春一番/小佐治

(笑)「いいんじゃないですかね」「小憎らしい、が…まあいいか」「『まいっちんぐマチコ先生』だね。この間酔っぱらってずっと見ちゃった」「スケベな担任の目線かな」「小憎らしい、って昔の昭和の漫画感があるな。この小憎らしい、好きだな、悪気のない感じが」

『まいっちんぐマチコ先生』の、今ではたぶん放映できないワンシーン

多肉植物遠足の子が倒す/翼

「面白いんだけど、最初ヤンキー、不良のほうの意味かなと思ったけどたぶん養護学級のほうの意味じゃないかなと思いましたね。伊豆シャボテン公園とかあるじゃないですか、ああいう所に行って遠足の子が間違えて倒しちゃったっていう」「触っちゃったから倒しちゃったんじゃない。養護学級でも不良でもなくてもいいんじゃないの」「ついヒジが当たっちゃったとか?」「触って倒しちゃって逃げた」「これだけじゃ足りないんですね情報が」「触る、じゃつまんないでしょ」「でも倒す、もけっこう能動的なアクションだと思いますけどね、わざとやんないと倒れないじゃないですか。倒れ、だったらわかるけど」

葱畑を囲むテープが肉の色/ゆかり

「音はねぎばたけ、のほうがいいかな。肉の色のテープってよくわかんないな」「赤身肉の色のテープなのか」「肌の色って何色っていう問題があるくらい肉の色ってまた難しい色だね。たまにちょっと茶色っぽいテープあるけどね」「でも普通、立ち入り禁止のテープってそういう色使わないですよね。黄色と黒のテープとかあるいはスズランテープか。養生テープみたいな粘着力あるヤツを使ってもいいと思うけど」「ガムテのことかな。ガムテだったら肉の色っぽいか」「布ガムですね。でも布ガムって高いからこんなネギ畑囲むほど使ったらもったいないですからね。普通スズランテープとかだと思うんですよ。スズランテープを肉の色、って言うとなんか変ですよね。普通青とか緑とか使う」「これ全然違う句にしてガムテが肉の色、って言うならすごくわかりやすいしいいなと思う。これだと今イチ肉の色がピンと来ないけど、ガムテープが肉の色に見えたっていうのはギリギリ使えるんじゃないかな」「クラフトテープ」「その辺も肉の色って言えるか」「引越とかも季節感出るのでそっちで」「ネギ畑にしなくてもいいんじゃない」「(翼さんの着ているピンクのパーカーを指して)そういうパーカーの色を肉の色って」「もっと生々しい方の肉だったね」

噴水に映画フランス映画めく/翼

「ああ」「めく、かあ。面白いけどな、噴水に車が突っ込んでるシーンがあったら確かにフランス映画っぽい、もっと言うと映画っぽいんだよ。フランスって言ってるからお上品なとかアーティスティックなそういうイメージ」「前衛映画」「噴水に車が突っ込むことを想像してニヤニヤしてるのはわかるんだけど。でも直しようがないしな。フランス映画めく、以上のこと言えないのか気にはなるけど」「よくわかんないけどこんなもんなんだろうフランス映画なんて。嫌いだから」

歌姫の重き睫毛や謝肉祭/ぽっぽ

「謝肉祭っていつだっけ」「カーニバル」「5月くらい?」「イースターの後じゃない」「『謝肉祭』って歌もありましたね」「中森明菜だね」「あ、2月って書いてある。2月8~13日だって今年は。年によって違うのかな」「歌姫、って言うとどうしても明菜ちゃんになっちゃうからなあ。ブラジルのカーニバルのもっとけばけばしいまつ毛の重さを出したほうがいいと思う。せっかくカーニバルって言ってるならね。言い方によるよね、普通に歌い手の、くらいでいいと思うけどな。歌わなくてもいい、謝肉祭に出てる人のまつ毛が重たいって言えばいいのに。あんまり限定しないで、カーニバル自体を詠んだらいいんじゃないかな」

※謝肉祭(カーニバル)は、多くの地域では復活祭(イースター)の47日前までの一週間。年によって日程は変わるがたいていは2~3月に行う。

中森明菜『謝肉祭』(山口百恵のカバー)

クロッカスパンダの肉のまずい味/小川

「クロッカスは紫とか白とかの花」「庭先に咲いてる」「クロッカスにまず思いをはせてるんですね。パンダの肉を食べたのかなこの人は」「昨日ユキヒョウ食べた人が捕まりましたね」「食べちゃいけない種類ってことですか。クロッカスはアヤメ科クロッカス族、球根の植物だそうです、パンダの肉を誰か食べたことあるんだろうね、食ってんのかな中国の人」「まずい味、って言い方がくどいよ」

肉欲をついつい忘れ花見行く/小佐治

「これ忘れてないんじゃないか」「いつもだったら上野の風俗店に行くのに今日は公園に行った。いや、全然意味わかんないけど」「花見も肉欲にまみれてるイメージあるからなあ」「ついつい、がよくわかんない」「忘れてないねこれ」「親父構文」

肉筆を机に刻む卒業期/企鵝

「これは説得力ありますね。小学校か中学校の」「やり過ぎなイメージがあるけど」「肉筆じゃないですね、カッターで刻みますよね普通は」「肉筆を刻むって言うと、ちゃんとトレーシングして機械でやってる感じがしちゃって」「レーザーとか持ち込んで机に彫ってるかもしれない。普通はカッターナイフとか彫刻刀で机に刻むんですけどね」

肉味噌を使い切れずに春来たる/海音寺ジョー

「おお」「来たっていいんじゃないか別に」「肉味噌は保存するために作るから、使い切らなくていいんだよ。ちゃんと肉味噌の使い道わかってないな、陳さんに怒られるよ」「肉味噌を半分残し春来たる、くらいだと季節のつなぎ目がシームレスに行く感じがあっていいんじゃないですかね。使い切れずに春来たる、って春来たらいけないみたいな言い方じゃないですか」「余分に作り、でいいんだけど」「それもいいですね」「それが普通の正しい肉味噌の把握です」「1人暮らしなのにタッパー2つ分くらい作っちゃった」「料理部部長として失格ですね」

肉色のパーカーを着て花粉症/ゆかり

「肉色、牛だったらレッドミート、豚とか鶏だったらピンクな感じ」「やっぱ肉色って難しいな」「花粉症との因果関係がね。逆接だったらわかるんですよ、こんな強そうなのに花粉症とかだったらわかるけど」「でもその生っぽい感じはわかるけどね」「肉色、無理じゃないですかね」「みんなで同じ色を想像できないとこが弱いかな」「肌色問題ですね」

春めくや肉の入つてないカレー/海音寺ジョー

「作ったことあるよこういう句(笑)」「普通ですね」「作りたくなる気持ちもわかる」

お生憎様と立ち去るレズビアン/小佐治

「タチが去ってネコが食った」「いや、文字どおりいなくなることだと思います。お生憎様って言って」「男に口説かれて、私は男には、って」「私は女性に対してしか恋愛感情がないの、と」「お生憎様、合ってるけどね。それだけかな」

煮崩れをゆつくりと食む春の風邪/企鵝

「にくずれ、って肉がズレてるのかと思っちゃったな」「肉ズレをゆっくりと春の風が食べていく感じ」「そっちに聞こえるよね」「かぜ、も病気のほうの風邪です。音だけだと勘違いしますね」「柔らかいもの食ったってだけになっちゃうからなあ。ゆつくり、もなあ。1ヶ所変えたらいいんじゃないかな。春の風邪、はしょうがないと思うけどね、食む、を冷ます、にするくらいがいいかな。煮崩れをフーフーしてる感じで優しさが出るんじゃないかなあ」

にんにくを齧る爆心地の仔熊/ぽっぽ

「すごいね」「爆心地、って湾曲し火傷し爆心地のマラソン/金子兜太、くらいしか遣うことないと思ってたけど」「爆心地、って言いませんよね普通。なんか面白いけどな」「言葉のコントラストはそれなり。面白くなりそうだけどね。爆心地って久々に聞いてちょっとうれしくなった」

肉汁のような雪解(ゆきげ)と思ひたる/小川

(笑)「全然思いたくねえ。雪解の句として最低だと思うなあ。でも都会の雪解ってそうかもしれないなと思いつつ、汚いね」

★二句出しで二句とも猫の恋にする/翼

「ああ」「句会あるあるなのかな。にくってお題で二句と出してきた、これまず面白いです、テクニカル賞ですね。猫の恋、猫がミャーミャー言ってて春が来たなあと思う、その気落ちを詠んでいる。二句とも猫の恋にする、しちゃうってとこですね問題は。恋してるんですよこの人は。二句とも猫の恋にしちゃったテヘペロってそういう感じの句なんじゃないかな」「いいな売れると思うなこういう句」「けっこう商業的なんだけどいいと思いますね。俳句としてこの句単発でメッチャいいかって言われると別によくない気もするんだけど、でもいいよね。なかなか作れない句だと思いますね。自分の心情を遠回しに言ってるわけだから」「職業俳人の句だな。こういうの作ると嫌われるんだよね(笑)。古い俳人はこういうの嫉妬するんだよ、蛇蝎のごとく」

カップ麺に何かの肉や春の風/ゆかり

「ああ」「謎肉ってもうあるからな。ちょっと話題になっちゃったからな」「謎肉っていう言葉が出る前だったらね」「もう言葉できちゃったからなあ」

山ざくら焼肉の日が誕生日/惟久里

「おお~」「山ざくら、か。これ、下はいいよね。メチャクチャ明るいし」「体重60kgの女の子のイメージだな、ちょっと太ってて。いいんじゃない。山ざくらも合ってる気がする、歯並び悪そうな感じがして」「山ざくら、無理矢理押さえてる気がするんだけど、もっといい季語あってもいいよねと思う。悪くないね」「八重桜だとどうなんだろうな。山ざくら、いいんじゃないかな」「上の山ざくら、で相当押さえつけてる感じがするけど、下がかなり跳ねてるよね。これ難しいな、なにつけたらいいんだろうな」「口ずさみたくなる内容ですね」「惟久里さんより、マジに8月29日誕生日ですって」「夏の季語のほうがいいかもな。全部エネルギッシュな風景にして。爆心地(笑)。全然変なのつけても面白いかもね。クイズでやってもいいね、この5音で相当いろんな句できるんじゃないかなあ。生ビール、とかでもいいかもな、かなり商業っぽくなったな。扇風機、とかも好きだな。夏の季語はなんでも面白いと思うな」

雛の日や鶏腿肉に片栗粉/ゆかり

「唐揚げ作ってる」「ひな祭りの日に女の子の家で男の子呼んでパーティやるから唐揚げを作りましょうと。小学生だと唐揚げ大好きだから。鶏もも肉に片栗粉打つ瞬間に」「これも雛の日、が動くだろうな。焼肉の日と一緒だからな、いつ食べるかだよね唐揚げを。終戦日、とか好きだけど」「確かに鶏もも肉に片栗粉ってたぶん高級ですよね、戦時中からしたら」「クリスマス、だと超当たり前になっちゃうけど。開戦日、とか好きだな。巴里祭、とかちょっと外国をからめたほうがいいかもな」「もも、とひな祭り」「ああそれもかけてるね」「気がつかなかったけど」「深読み過ぎるだろう」

バレンタイン苦肉の策で自分で買ふ/海音寺ジョー

(笑)「別に苦肉でもなんでもない、普通に自分でチョコレート買うだけで。苦肉の策、は無理ですね」「バレンタイン苦肉の策で肉を買ふ、ってのは?」「あ、いいかも。肉を食ふ、とか」「下五で遊んでやってもいいと思う」

春の昼肉感のない小学生/小佐治

(笑)「お~」「現在の体力のない子を揶揄してんのか、それともそういうのを好みだと思ってやらしい目で見てるのか」「後者だと思いましたけどね。それ以上読めないですね」

以上で終了です!!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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