正解は「紙くづ」
開いていく様子が春。
全員不正解。
一回戦
「あむ」の音
遠足のバスで歌ひしあゝ無情/たろりずむ
「あー」(笑)「何年前?」「50歳くらいの」「♪サングラス~はずしたら~」「上手いですね」
アムウェイの会議抜け出す偽電話/りく
「勧誘かな」「ルノアールから」「セミナーかな?」「抜けられるかな」「内部の幹部会議みたいな」「友達もいなくなってきて嫌になって」
アムステルダムずうっとお正月/箏曲
(笑)「なんかいいね」「大麻吸える国だから(笑)」
辞書を編む男ら齧る桜餅/光音座
「言葉が硬いけど内容がいい」「校正がってことなんだろうね」「桜餅で糖分がほしいのかな」「齧らないで置いておいてほしい」「労働詠」
寒北斗関節軋むコロシアム/企鵝
「寒北斗が合っていていいね」
父さんに殴られているアムロかな/辻
(爆笑)「アムロ・レイ」
安室奈美恵が汗まみれで冴返る/菊池仙葉
「風邪ひいちゃうよ。可哀想だから拭いてあげて」「安室奈美恵が汗まみれっていう音が面白い」
アムラーの鬼がゐる/龍
「あー」「いないだろ(笑)」「二十年前の句」「厚底、ハイソックス、ミニスカ」「シノラーもいたね」
爆速の安室奈美恵春隣/まおにゃん
「爆速って?」「2chみたいな?」
甘噛みのアムール虎や水温む/翼
(笑)「血がぬるんでいるんじゃ」「好きだなあ」「どこまで本当なのか(笑)」
雪折れて月の光と水を浴む/ゆり子
「浴むっていう言葉があるんだ」「湯あみって言うよね」「全部綺麗すぐり言葉だね」「雪折れとは言うけど雪折れて、は言わないかな」
店内はアムステルダム春浅し/企鵝
「これは大麻吸ってるのかな」「アムステルダムって言葉に甘えている」「天守閣にしたら?」「いいね」「意味分からないけど(笑)」「城の悪口だ」
コロシアムに岡田掛布バース冬/ときこ
(笑)「野球選手」「だったら甲子園だよ」「なんでコロシアムなんだ(笑)」
アムラーや母も娘も婆ちやんも/たろりずむ
「面白いけど、ばあちゃんはアムラーにならないんじゃないかな」「じいちゃんならはまる」「好きでもアムラーにはならないと思う」「アムラーやの“や”は変だよ」「早く子供産んで40代のおばあちゃん」
あむあむと小犬噛みたる冬帽子/桃猫
「可愛い」
さあ剥けた校舎の裏に日脚伸ぶ/みずな
「これどういう意味?」「チンコ剥いた?」「ホモの句?」「さあ、がよく分からない(笑)」「友達に剥いてもらった校舎裏(笑)」「さあ剥けたが面白いんだよ」(笑)
春遅々と安室奈美恵と同い年/翼
「なんで安室奈美恵ばっかりなんだよ(笑)」「はーい、自慢です」(笑)
アムウェイの本部にあつた燕の巣/箏曲
「いいんじゃない?」「戻ってくる感じ(笑)」「本部がいい」「上手いね」
ゆらゆらと電車に揺られ編んだ冬/ゆり
「これは毛糸編むだから、冬が要らないかな」
甘露(アムリタ)が降るのはよその国褞袍/ゆり子
「教養がいりますね」「インドの話。雨のことなんだね」「どてらが面白いね」「押し込んだ感じが面白い」
ヒャッハー!とアムステルダム鬼やらひ/翼
(笑)「こんなバカな句はあんまり作れない(笑)」
ねんねこやアムステルダムにて入水/ゆり子
「わー暗いなあ」「アムステルダムは川の感じがしないけど」「水の町なんだよ」「標高が低すぎて頭の位置に水がある」
雪降りてノエルとリアムまた喧嘩/ろぼ
「あー」「誰?」「オアシスのメンバー」「絶対仲直りしないんだよ」「へー」
あむあみと口がよじれて春霰/まおにゃん
「南無阿弥陀仏が言えなかったのかな」「子どもをお寺に連れて行ったんだけど上手く言えなかった」「霰はどうなんだろう」
雪の上のアムール虎の毛繕ひ/龍
「“雪上の”の方がいい」「雪は合ってるんじゃない?ロシアの虎だから」
お団子ヘア結ぶリボンがフードから/小佐治
「あむ、がある?」「ヘア結ぶ、である」「本当だ。技術点が高い」「フードからが良くない(笑)」
クラミジア蒸れないように気をつける/膣ギロチン
(爆笑)「クラミジアに春の感じがする(笑)」「夏っぽくない?」「クラミジアの上五の切れが斬新(笑)」「群れるの方かと思った」(爆笑)
プレミアムシートに届く血潮かな/企鵝
「プロレスの最前列のことかな」「一席百万くらいの」「血潮って言うかなあ(笑)」「SMじゃない?」「あー」「血潮がちょっとなあ」
アイアムアヒーロー春に現れる/辻
「なんかいいよね」「音がいいね」
闇バイトそれコア無理と泣く少年/みずな
「こあむりって?」「ハードコアのこと?」「読み切れないなあ」
コスプレの鬼にアムカの痕がある/膣ギロチン
「リストカットでなく肩のあたりの傷。アムカ」「あー」「よく見つけたね」
煤払い『愛編む秀美』というエッセイ/小佐治
(爆笑)「くだらねー」「これ自分の日記なのかな」「石川秀美のエッセイ」
アムウェイの集会行つて自己紹介/ゆり
「アーニャです」
アムステルダムか~ガンジャでもやろ/まおにゃん
「そのまんまだ(笑)」
卒業のもうアムウェイがついてくる/翼
(笑)「面白いですね。卒業してもうちの組織抜けんなよって幹部が花束持ってくる」
春服がアムラーばかりだつたころ/ときこ
「夏服のイメージだな」
おらおらおらあ!!むだむだむだむだ!!!!豆を撒く/桃猫
(笑)「JOJO」「よく思いついたね」
グアムまで来て射撃屋に行くまたぎ/たろりずむ
(笑)「実際の拳銃を打てます」
葬式の返礼として句集編む/みずな
「あー」「田舎老人あるある。遺句集を作るんだよ」
あむあむと言うて姪っ子豆を撒く/京野さち
「可愛い」「言うて、が気になる」「老人っぽい(笑)」「豆拾う、がいいな」
春近しありがたしナアム阿弥陀仏/辻
(笑)「ご利益ゼロだ(笑)」「悩んでいるのは伝わる」「無理矢理(笑)」
魚氷に上る自分史を編む準備/翼
「爺くさいなあ(笑)」「嫌な老い方だなあ(笑)」「ダメだよこれ。もうちょっと俳句上手くなって欲しい(笑)」
転売ヤーアーム講座麗らかに/まおにゃん
「アーム講座って?」「ゲーセンのアームのこと?ゲーセンで取って、転売するの?」「知り合いで200個くらい取って売ってるの」「へー」
死んですぐ全句集編む雪解光/翼
「暗いなあ」「なんかあった?(笑)」
アムラーを知らない君のプレイリスト/りく
「あー、なんかいいね」「アムラーじゃなくて歌なんじゃない?」「安室世代じゃないけどってことかな」「眩しいね」
大丈夫ここは百パー無職です/膣ギロチン
(爆笑)「間違いない(笑)」「大丈夫がいいね」「暗いけど明るいのがいいね」
カントリーマアム春を待つ春を待つ/箏曲
「なんかいいね」「振られたばかりの女の子の感じ」「二回言うのを褒めるか悩む。この人は二回言った」「そこに幼児性がある」「カントリイマアム、くそ甘いからね。そこがいい」
ペア結ぶ相手のなくて鉄棒に/小佐治
「縄跳びがいいかな」
プレミアムスーパーリッチ新入生/光音座
(爆笑)「全く意味が分からないけどすごい」「天才」「突き抜けてる(笑)」「プレミアムって出ないよね(笑)」
長嶋の左手動くスタジアム/企鵝
「上手いね」「監督がサイン出す瞬間なのかな。よぼよぼのじじいになってから、動いたのかな」「片方が麻痺で動かなくて」「そうなんだ。それでどよめくのか」「長嶋は右半身麻痺だそうです」「じゃあ左は動くのか」
カントリーマアムを握りしめて春/辻
「切ない」「かっこいい」
アームレスリング負けたらウニのとげ/たろりずむ
(爆笑)「スーファミの頃のマリオみたいな」
アムウェイの洗剤どぼどぼ金魚玉/桃猫
「夏の季語だね」
アムラーの厚底ブーツ薄氷/企鵝
「二十年前だったらいい句だね」
春を待つラーメンマンは髪を編む/箏曲
「辮髪のラーメンマンなので家で編んでいるんでしょう」
舞う雪にリアム・キャラガーギター取り/小佐治
「オアシスの」
半額の春菊を編むガムテープ/まおにゃん
「内容は超いい」「ガムテープで結う、がいい」「春菊高いよね」
アムウェイと熊には注意しなさいね/箏曲
(爆笑)「北海道のおっかさんが言ったのか(笑)」
あむあむと桜餅食ふアーニャかな/翼
「可愛い(笑)」「普通の文なのに超変態っぽい(笑)」
媛鱒の下のつまを編むしかない/まおにゃん
「ブランドですかね」「媛鱒、めちゃくちゃ美味しい」
アイ・アム・ア・サムライと雪の日の握手/小佐治
(笑)「バカボンドですかね」
毛糸編むうちに忘れてしまふこと/箏曲
「いい句だね」「ある句だね」「主婦っぽい」
今のとこアイアムノット寒八目/ゆり子
(笑)「ヤツメウナギ(笑)」「なんで英語になってんだ(笑)」「聞いたことない英語(笑)」「これいい句だよ(笑)いかれてて。まともな要素がない(笑)」「すぐ入院できるよ(笑)」
アムウェイの頷く笑顔シクラメン/企鵝
「輝く笑顔がいいよ」「頷くの方がいいよ。抑えた方がいい」「輝くの方が信じている感じ」「頷くだと人を騙してやろうっていう感じがする」
“I am a student”と春野にて/京野さち
「意味わかんないよ(笑)」「英語で書いてくれてる」「学生は免除の場面」「あー」
毛布からぽろぽろカントリーマアム/たろりずむ
「これ綺麗」「文句ないね。素晴らしい」「ぽろぽろに質感が出ている」
グアム島までじんべえ鮫についてゆく/ときこ
(笑)「子どもが描いた絵みたいな、いい句だね。小学一年生でも分かる句」
立春や子供会でモール編む/まおにゃん
「モールって?」「キラキラのやつ」
春の野をアムトラックの群れの行く/小佐治
「アメリカの鉄道のことかな」「十数両あって高級な列車。長い旅をするの」
アムウェイの印が押せぬずわい蟹/箏曲
「中身すかすかなんだよ(笑)」
本当に風が光つてゐるアムス/翼
(爆笑)「超いい句」「アムスってアムステルダムのこと」「これいい句だね。アムステルダムを勝手なイメージで詠んでいる」「行ったことないのに(笑)」「本当に風が光っている、面白い」
いま灯る東京タワー毛糸編む/京野さち
「性病とか梅毒が三千人です」「今灯る、ってどういうこと?」「暗くなると灯る」
焼き上がるばあむくうへん鳥雲に/みずな
「なんでひらがな?商品名かな」
アムール貝のような異国の恵方巻/ときこ
(笑)「ムール貝でしょ?アムール貝はないよ。アムール虎に引っ張られている(笑)」
ああ無情赤き毛皮を脱ぎ捨てて/桃猫
「歌詞のまんまっぽいかな」「全人類を罵倒し赤き毛皮行く/柴田千晶」
ゆりかごを足で揺らして毛糸編む/たろりずむ
「分かるね」「あるあるの感じ」「爪先に、くらいでいいかな」
あむあむと水分を奪ふ福豆や/まおにゃん
「水飲まないと水分とられるよね」
毛糸編む指の動きがいやらしい/桃猫
(笑)「愚直だね(笑)」「穴が広がっているんじゃない?編めば編むほど」「いやらしいまで言っちゃったのがいい」
蓮華編む園児たちの十五時/まおにゃん
「俳句?5・6・4だよ(笑)」「5・5・5で詠む人もいるよ(笑)」
二回戦
「回転寿司にあるもの」
如月やびんとろ溶ける舌の上/企鵝
「あーいいね」「料理の鉄人」「アイアンシェフの感想」
女体盛りバイト面接エロ機長/光音座
(笑)「なんで?」「女体盛りは回転ずしにないので失格です(笑)」
河童巻とても悲しい冬だつた/箏曲
(笑)「なんか面白い」「いいんじゃない?」
舐めさせてくれませんかと手紙来る/膣ギロチン
「ぺろぺろ事件があったから」
水族館シャッターチャンスの鮪魚雷/りく
「まぐろが突っ込んでくるのかな」「まぐろかな、で終わった方がいいんじゃない?」「魚雷の方がばーんという質感が伝わってくる」
春待ちて解ける鮪の霙かな/小川
「季節があまり合っていないなあ」
さび抜きを永遠に笑はれ新社員/翼
「嫌な会社だなあ(笑)」「いや、いい句だよ(笑)」「新社員のつけかたが上手い」
春の風ポテトフライをもう一つ/桃猫
「もう一つがいいよね」「回転ずしでポテトフライ」
お茶の位置教えてもらう春コート/企鵝
「湯呑をぐっとやるとお湯の出るやつ」「春コート。回転ずしにあまり行ったことないおぼっちゃんなのでしょう」
春は名のみの待ちわびる茶碗蒸/ときこ
「春は名前だけで実際は寒いということ」
スケールが違ふ食ひ逃げ/風の日の扉
(笑)「喪服で50人くらいで食い逃げするんでしょう(笑)」「でも日大って書いてある(笑)」
馬鹿濃いい粉の緑茶春霰/まおにゃん
「中6にしない方がいい。馬鹿濃いい、は面白い。これこそ日大っぽい(笑)」「春の雨とかにしたらいいね」「濃ゆいは?」「濃いいがいい」
百円の皿ばかり食ふ四月かな/翼
「分かりやすい」「初任給では勿体ないから百円ばかり取っちゃう」「浪人生かも」「あー」
ホッピーに二月の泡が浮いてゐる/小川
「二月が合ってるかどうか。ホッピーは夏のイメージだなあ」
葉牡丹と寿司の周りに座る人/小川
「葉牡丹の形に盛った寿司があるんだよ」「だったら、そのまま、葉牡丹の形に盛った寿司がある、がいいなあ」
三十分蛸噛み切れぬお父さん/まおにゃん
(爆笑)「おじいちゃん(笑)」「くちゃらー」「汚い(笑)」
浅蜊汁底にはくぱあしてない子/翼
「あー」「あー、じゃないよ。ひどいよ。ロリコン」「浅蜊だよ(笑)」
漬けマグロ炙りサーモン海老チーズ/ゆり
(爆笑)「馬鹿だなあ」「面白いね」「最高(笑)」「ただの鮪でなく漬けマグロ(笑)舌が壊れている」「面白い」
春愁ひ寿司が回つてゐるところ/箏曲
「攻めてる。上手くしたい気持ちは分かる」「回っていない所、にしたらいいよ」「あー(笑)」
春闘や囓り終えたるガリの皿/企鵝
「この句はいいね」「労働者俳句」「これは面白いなあ(笑)」「春闘とガリの皿の小ささがいい」「ガリだと齧るが出てこない」
テーブルは狭し鮪は半解凍/桃猫
「クレーマーじゃないか(笑)」
生しらすに河豚が混ざつてゐた模様/たろりずむ
「これ死んじゃう(笑)」「「毒きのこでしたと町内アナウンス」を思い出す(笑)」
スシローでも噎せる/風の日の扉
(笑)「唾が入っちゃう」「レーンに向かってる」「咳をしても一人(笑)」
醤油差舐める男の逮捕状/菊池洋勝
「そのまんまだ(笑)」「新聞の見出し」(笑)
春のスシローアーニャの声のアナウンス/みずな
「春の寿司でもいいんじゃない?」「スシローだと安さが出る」
修道女らはしゃいで春の動く寿司/光音座
「あいつら生もの駄目なんじゃないの?(笑)」「これ実景だそうです。成田イオンで店の人が丁寧に教えてあげていて心に残りました、だそうです」「いい話だね」
テーブルに皿の溢れし春の昼/桃猫
「回転寿司っぽくていいね」「素直」
隠し味たまり醤油のチョコレート/たろりずむ
「塩入れたりするからね」「不味そう(笑)」
PayPayの声がデカイ/風の日の扉
(笑)「120円です(笑)」
いなり寿司投げ合つてゐるラグビー部/たろりずむ
(笑)「バイトテロ(笑)」「客テロ」「条件反射的に茶色い物を持っちゃうと(笑)」「横に投げちゃう」
シャチホコに砂糖塗してアメリカへ/りく
「意味わかんないな」「すごい(笑)」「ぶっとんだ句を作りました」「いいね」
おでんツンツン男参戦/まおにゃん
(爆笑)「少し前に炎上しましたね」「コラボレーション(笑)」
へいらっしゃいトロは中トロ小肌鯵/膣ギロチン
(笑)「歌じゃないか(笑)」「盗作してすみません」
干瓢の色は隙間風の色/箏曲
「回転ずし感はない(笑)」
高速のハンバーグ軍艦風光る/まおにゃん
(笑)「風光るいいね」「寿司じゃなくて軍艦なんだよ(笑)」「子どもから見たらそう見えるんだよ」「ハンバーグが新幹線に乗って」「ひかり(笑)」
伝説になるにはレーン止めるしかない/りく
(笑)「確かに」「マイルドヤンキーの考え」「特攻の拓(笑)」
趣味悪い色をしている漬け鮪/?
「趣味悪いは言い換えた方がいい」「ヤリマンの色してる」(爆笑)「私はそんなに黒くないよ」「そんなこと言わなくていいよ(笑)」
芸人が前歯に海苔を貼るところ/たろりずむ
「なんかいいね。切ない」「これ好き」
咽び泣く六年ぶりの漬け鮪/ゆり
(爆笑)「いいですね。シャバに出てきて(笑)」「寿司は出ないだろうから(笑)」
茶渋さへ固まつてゐた二月の日/小川
「森田童子感」「さえ、がいいね」「三月は大震災のイメージ。二月は何か事件があったかなあ」「茶渋さえ固まっていた二・二六」「あ、いいね」
唾付けて少し冷めてる茶碗蒸/翼
「これは上手いと思う。一口食べてアチってなって、戻すわけにもいかなくて」「これは悪戯のつもり。前の客がひとくち食べていた感じ」
スシローまで来てガリ食はんやろ/まおにゃん
「スシローだから食べるんだよ」「えー、酒飲んでないなら食べない」
春時雨電波届かぬ回転寿司/まおにゃん
「あまりにも高速回転しすぎて」「ラジコが聴けないんだよー」
キスの先を知らぬ割箸冬の夜/ろぼ
「小室哲哉みたいだな」
カニカマを嫌う母親盗み見て/りく
(笑)「嫌な親子だな(笑)」「恥ずかしがってるんだ」「外食に行ってまでカニカマ食べるなって言われる」
鮟鱇のやうに吊られるプレイかな/りく
(笑)「吊るし切り(笑)」
スシローで北海道の雲丹語る/桃猫
(笑)「これは雲丹じゃない、とか言う」「ミョウバンが不味いんだよ」
サビ抜きです ええ童貞です/風の日の扉
(笑)
葱トロとフライドポテトハンバーグ/膣ギロチン
(爆笑)「いいねえ」「生ものが嫌いなんだ」
蛸焼きに山葵を載せて醤油で食う/小佐治
「回転ずしも行けないんだ」
鮃の縁側ローンが五十年/翼
(笑)「よく組めたな(笑)」「35年じゃないの?」「リボ払い(笑)」
店長の指が流れてそれつきり/膣ギロチン
(爆笑)「恐い」「ドラえもん」「それっきりが効いてる」
黒人が握った寿司は食べられない/膣ギロチン
(爆笑)「ひどい」「時々こういうネタが出る。定期的に思い出す」
熱湯を両手で受ける欧米人/翼
(爆笑)「なんだろう、これって、アチーって、大火傷」
生臭いカンパチゆつくりジャズに乗る/まおにゃん
「あー」「俺達は分かるけど句集に載ったらよく分からない(笑)」「でもいいね」
本当に河童の寿司だつたらヤダな/たろりずむ
(笑)「食ってる時にこう思うよね(笑)」
茶碗蒸し湯気の向こうに怒る母/小佐治
「回転ずしに行くたびに不機嫌になる親、いるじゃん」「やだなあ(笑)」「毒親感がある」「回想したら面白い。何十年も経って、怒っていた母を思い出す」「あー」
どうしてもカレーが食べたいのに小肌/翼
(笑)「目の前のココイチに行ってください」「生き抜くための俳句塾を読んでください」「あれ、難しいんだよ(笑)」
サクサクとつぶ貝ばかりの浪人生/まおにゃん
「ちょっとつまんないかな」
箸で溶く粉末のお茶春の泡/みずな
「あーいいね。泡まで言わず“春の昼”、くらいでいいね」
サーモンに次ぐサーモンや春浅し/桃猫
(爆笑)「春浅しがいいですね」「やたらサーモンが好きなキャバ嬢がいる。吉祥寺のキャバ嬢(笑)」
タブレット雲丹を頼んだ気がしない/箏曲
(笑)「老人は押し方が分からないから3つくらい来ちゃう(笑)」
蟹汁が回つてきたら世紀末/翼
(笑)「頼んだわけじゃない(笑)」「世紀末が響く(笑)」
一応は鮪を食べる年三で/まおにゃん
「近いかな」
ロボットの寿司職人に怒鳴られる/翼
(爆笑)「滅茶苦茶いい」「2050年(笑)」「テヤンデイコロスゾ」(笑)「サビヌキコロス」
さび抜きをずつと卒業しないまま/まおにゃん
(笑)「私も」
水族館美味そうなネタ泳いでる/小佐治
(笑)「素直」「中学校で精神年齢が止まっている(笑)」
ゆで海老にさっとダイショウ塩コショウ/ときこ
「さっと塩、の句あったね」「ダイショーがいい」「花過の海老の素揚にさつとしほ/藤田哲史」
トイレから戻ってきたら皿が増え/龍
「川柳っぽいかな」
春麗ミニマリズムの舎利製造/まおにゃん
「難しい言葉使ってたいしたこと言ってない(笑)」「米粒に般若心境みたいな」
跡地にはオートバックス函太郎/りく
「かんたろうかな?」「田舎の回転ずしなんだって」「小平にある」 ※函太郎(はこたろう)は北海道を中心に展開している回転ずしチェーン。都内では東京駅地下街にある。ちなみに公式サイトによれば現在、小平には店舗はない。
熟年のバレンタインは回転寿司/まおにゃん
(笑)「いいね」「さらっとしている」
寿司も季語ノロウイルスも冬の季語/箏曲
(爆笑)
以上で終了です!!最後までお読みいただきありがとうございました!!