零回戦の正解は 「いぬふぐり」
土手のイメージか。 春の花でした。
全員不正解。
一回戦
「豆」の字
寒稽古血豆の痕も硬くなり/小佐治
「標準(笑)」「とりあえずここをベースに」「ザ・普通の句。こういうのをコンスタントに作るといい」
吊り革を持たずに耐へる足の豆/とみ
「足を踏ん張っていたら豆ができた。吊革のせいじゃないだろ(笑)手の豆なら分かるけど」
九割が豆腐のすきやきだ/桃猫
(笑)「湯豆腐だよ」
コーヒーを豆から淹れて春を待つ/龍
「いいんじゃない?春が効いてる」「こういう男とつきあってはいけない。カレーを粉から作る男も(笑)」
豆柴の売られる先のルフィかな/みずな
「ルフィって海外に逃亡している方の。噂では刑務所から指示していたとか」
豆板醤真ん中にある置炬燵/企鵝
「上手いと思う。みんなで鍋をしてる」「真ん中というのはどういう意味だろう」「炬燵の真ん中にあるのかな」「なんの食べ物か見えてこないかな」
湯豆腐に肉を入れたいお年頃/たろりずむ
「発想がかぶってますね(笑)」
空き巣に入る豆が煮てある/風の日の扉
「面白い。玄関から入ったら小豆を煮ていた。これは空き巣の目線」「落語でも煙草に火が点いていたのがある」
鯨の夜啜り泣き舌先に豆/光音座
「うーん。どういう意味だろう」「鯨の舌の先を珍味として食べる地域がある。おでんの具にしたり」「舌先に豆の豆ってどういうことだろう」
いやらしい豆と言われる二月かな/桃猫
(笑)「ノーコメントです(笑)」
傷口に豆板醤を塗られけり/たろりずむ
(笑)「料理の専門学校のいじめ(笑)」「塗られけりの言い方が面白い」
冬晴やカレーに泳ぐひよこ豆/みずな
「これいいんじゃない?」「カレーは汁気がないから泳ぐかなあ」「でもいいと思うなあ」
豆知識きかされてゐる夜鷹蕎麦/たろりずむ
「いいですね。夜鷹蕎麦と豆知識の取り合わせ」「普通かなあ」
豆の木はぐんぐん冬の虹こえて/桃猫
「おー」「いいでしょう」
お手玉の中に春待つ小豆かな/ときこ
「懐かしいね」「春待つは無理があるかな。春じゃないものを待って欲しい」「お手玉は正月の季感もある」「小豆も秋の季語ですしね」
豆柴の尻に見惚れる冬の朝/ろぼ
「見惚れるは言いすぎかな」「小さき肛門くらいにしてじっと見ている感じにしたらいい」「豆柴の小さき肛門冬の朝。いいですね」
伊豆の国バナナワニ園雪景色/小佐治
「伊豆があったなあ。何度も行っているのに気づかなかった(笑)」「熱川バナナワニ園ってあるんです」「動物園なんですか」
豆苗を炒めるだけの四温かな/翼
「三寒四温の略ですね」「いい句だなあ。だけの、っていうところがいい。地味でシンプルなことをして春が来る嬉しさがある」
納豆を御馳走にする寒玉子/小佐治
「卵が強いからいいんじゃない?これはこれで良いね」
湯豆腐へイベリコ豚を足したがる/桃猫
(笑)「みんな一緒(笑)」
納豆の糸の漂ふちゃんちゃんこ/企鵝
「あーいいね」「老人の句」
豆鉄砲食らった鬼が泣いている/龍
「だめだ(笑)つまんない」
豆苗を一本ちぎりハムスター/桃猫
(笑)「食わせてる。最後のオチがいい。頑張ったのか流したのか(笑)」
五色豆のやうなお化粧春近し/光音座
「五色豆って?」「ひなまつりのあられみたいな」
小豆島の多肉植物日脚伸ぶ/ときこ
(笑)「小豆島よく使いましたね。日脚伸ぶを持ってきたのが良いのかどうか」「良いと思うよ」「なるほど」
湯豆腐の崩れぽん酢のよく絡み/小佐治
(笑)「食レポでしたね」(笑)
納豆のたれの零るる春炬燵/翼
「さっきの糸の漂うの句のほうが圧倒的にいいな」
豆撒いた力士の掌土が着き/小佐治
「負けたってことかな。土がつくのは」「節分は力士が豆を撒くんですよね」「時系列は別なんですかね」
雪女郎豆腐小僧と凍豆腐/とみ
「豆腐小僧って?」「そういう妖怪がいる」「凍豆腐はしみどうふて読む」「凍らせて水分を飛ばす」「単語を並べた句(笑)」
吹雪く夜や豆板醤で味変へる/翼
「イマイチだなあ(笑)」
納豆の匂ひのしたるブーツかな/たろりずむ
(笑)「分かるけど(笑)」「納豆足って言うよね」
餅搗いて血豆の数を数えをり/企鵝
「いい句っぽいんだけど(笑)」「血豆の数の餅を食うとか、自慢せり、とかにしたら。そんなにできないか(笑)」「一回で懲りる(笑)」「疲れますよね(笑)」
ストーブを片付けてゐる血豆かな/翼
「引っ越しなのか。模様替えなのか。冬の終わりなのかな」「ストーブって指を挟むじゃん」
旅館の朝食にスーパーの納豆/たろりずむ
「分かる。分かるけど、分かるで止まる(笑)」「トップバリューとか書いてあったんだよ」
一粒の豆を四隅へ撒きにけり/桃猫
(笑)「貧乏くさい」「投げて拾って投げて拾って…」(笑)「潔癖症」「一粒で終わらせる(笑)一応節分として」「関東の人はそうすると聞いて」「それは偏見です(笑)」
豆菓子の袋転がる捕鯨船/企鵝
「屈強な男が豆菓子を食べている」「派手なお菓子でなく豆菓子なところが良い」「コメダの豆菓子みたいな感じ?」
豆乳鍋ならなんでも誤魔化せる/翼
(笑)
Amazonで小豆餅米白砂糖/龍
「おしるこセット」「だからなに、という感じ(笑)」
納豆が腐つてないといふ苦情/たろりずむ
(笑)「腐っている、と言った方が面白い」「なるほど」「この豆、腐っているんだけど(笑)」
乳頭を豆と名付けて日脚伸ぶ/翼
「さっきの句のアンサーですね。これは上の方の(笑)」
納豆汁飲みたい発酵研究者/とみ
「発酵を研究している人が納豆汁を飲みたいと思っている」「納豆菌は強いから、発酵の研究をしている人は絶対に納豆を食べられないんです」「へー」
組事務所に豆を置いてくる/風の日の扉
(笑)「防犯カメラに映っていると思います(笑)」
大豆から作る豆腐や水温む/翼
「これ普通じゃないかな。豆腐屋の親父の感じが出ていないかな」
納豆売りの変な抑揚エロ機長/光音座
(笑)「なっとなっと~」「落語でありますよね」「相変わらずエロ機長のキャラが(笑)」
湯豆腐やまさか強盗来るなんて/みずな
(笑)「タイムリーで面白い」「命の果てのうすあかり」「世間への挨拶句」
豆もやしだけ持って行く/風の日の扉
(笑)
豆乳と言つて飲ませる母乳かな/たろりずむ
(笑)「これは結構やばいです」「飲む必要がない(笑)」「フェチ」「不倫相手に飲ませるのかな」「誰も楽しくない(笑)」
北国は雪の予報や豆を煮る/翼
「この、や、は強がりなのか、東京は雪が降らないと思っているのか」
二回戦
「すの」の音
デスノート小さく菫が描いてある/翼
「すみれちゃんを殺そうとしたのですかね」「すみれの絵を描いたんだよ(笑)」
春遅々とガラスの十代だった頃/龍
(笑)「もう60歳くらいですかね」「俺の頃だから40代だよ(笑)」
降る雪や誰も拾わぬデスノート/桃猫
「かぶるねえ(笑)」
なあんか酢の物ばっかやなあ/風の日の扉
(笑)「分かる。この実家感。体にいいのよ、ってお母さんが」
スノーモービルの筋の消えたる冬野かな/企鵝
「まあ普通かな」「事故か神隠しでしょうか」「雪が降ってきたんじゃない?」「なるほど」
その歌・・・楠瀬誠志郎の歌やっけ/風の日の扉
(笑)「ほっとけないよ~♪」「よく出て来たね(笑)」
スノーマンの削れたシール置炬燵/企鵝
「スノウマンって?」「可愛らしいやつ」「ジャニーズかな?」「キャラもののやつ」「あー」「冷蔵庫とかに貼った」
春光やスノードームの水と泡/ときこ
「春の光。景色かどうかの議論が勃発」「もうひとひねりかな。スノードームはよく詠まれるから」
裏通り人目に触れぬ冬の梅/とみ
「すの入っていないです(笑)失格です(笑)」
おでん屋は明日の天気が気に懸かる/翼
「あー」「飲食店はみんなそうでしょう(笑)」
俳句詠む枡野浩一寒稽古/小佐治
(笑)「面白いです。内輪ネタです」
豆投げて悪い男を追い出すの/桃猫
(笑)「ちっちゃい子の感じ」「新しいお父さんを。触ってくるから(笑)」
打ちミスの多い寒中見舞いだこと/ときこ
「これはまた嫌味な言い方(笑)タイプミスのことですね」「名前や住所が間違えてる」「缶酎ハイだったりして」(笑)「だこと、がお局っぽい」
*君の歌しみじみ読んで気がつくはわづかの中に誤字が二字あり 春風亭柳昇 「与太郎戦記」 – YouTube
兄・来夢(らいむ)弟・来人(らいと)スノボかな/たろりずむ
「スノーボードの選手でいたのかな」「メロちゃんとこの三人」 ※今井メロ、兄の成田童夢(どうむ)、弟の成田緑夢(ぐりむ)、3人とも元スノーボード選手。
ブスの朗読を聴く/風の日の扉
(爆笑)「自由律として良い句」「朗読なのに頭ごなしに視覚的なブスって言っちゃう(笑)」「非常に人間臭い。非常に良い。ここに出して良いか分からないけど、ここにしか出せない(笑)」
酢の物を一つ加える寒の内/小佐治
「寒の内か」
殺すのは止さう今年の豆撒きは/翼
(笑)「毎年殺している。鬼殺し」
視線からキスの予感あり置炬燵/ろぼ
「ありまで言わなくていいかな。予感も言わなくていい。なにかしたそう、とかで良いかも」
フランスの寒中見舞いセ・シ・ボンと/小佐治
(笑)「こんにちは、ご機嫌いかがみたいな。フランス語で言っただけじゃないか(笑)」
新幹線大きめに切るますのすし/龍
「今は切れてるからなあ。駅弁だと」「出張とか出稼ぎとか言った方がいいかな」
イエスノー枕を抱いて春を待つ/桃猫
(爆笑)「昔あったね」「エッチして良いかをイエスかノーか枕の裏表で」「新婚さんいらっしゃい」「これ面白い(笑)」
きみは素の由美子を見たことがあるか/風の日の扉
(笑)
酢の物の臓腑に沁みる新社員/企鵝
「新社員がもう胃がきりきりしている」「たまに食べる酢の物が臓腑に沁みる」「実体験なのかもしれない。美味しく感じたのかもしれない」
冬深し栗鼠の口一杯のあれ/菊池洋勝
「ほっぺが膨らむ。食料を入れている」
煮たてたる鮭のアラへと粕(かす)の板/みずな
「粕の板って何でしょう」「まないたかな?」「鍋には鮭のあらがあって…」「でかい鍋とかしゃもじとか…」「板状に固めた酒粕を粕汁にします。田舎の料理です」「へー」
すのこベッド煎餅布団春眠し/龍
「硬そうですね」「眠しまで言ったら駄目だよ」
風邪声に渡すカイロとアイスノン/ときこ
「優しいですね」
鳥の巣の穴はいびつで傾いて/桃猫
「分からないなあ」「鳥の巣は割と綺麗だからね」「手作りの巣箱のつもりでした」
長椅子の足に噛ませる古暦/たろりずむ
「これは俳句としても良いですね」「古暦と年賀状と迷ったそうですが、年賀状は駄目です(笑)」
こどすの蜜柑はあめえからもってけ/風の日の扉
(爆笑)
キスの前梅味ガムをよく噛んで/小佐治
「何味でもいい(笑)」「ガムを噛むのは分かる。唾液を出してよく動くように」(笑)
雪の上の足跡これは栗鼠のです/ろぼ
「説明が過ぎるんじゃない?」「さらっとしていていいよ」
サッカーぢやなくてロスの三浦さん/翼
(笑)「三浦といえばカズを思い浮かべる人が多いですが、ロス疑惑の三浦さん(笑)」
え!消すの?/風の日の扉
(笑)「セックスのときでしょう」
新学期すのこで作るベッドかな/桃猫
「ベッド作るかなあ」「下に敷くだけで湿度を下げる」「組み立てるわけじゃないのか」
ホステスの名刺を捨てて雪の帰路/たろりずむ
「すすきのとかに行った句かな」「捨てる(笑)雪の川とか景色にしたらいいね」「持ってるといろいろ面倒なんで写真撮って隠しフォルダに入れて捨てる」
イギリスの王子へ豆をぶつけたる/桃猫
(笑)「来日したときに」「不敬罪」
丁度良きブスのサンプル動画かな/菊池洋勝
(笑)「ちょうどよいブスのすすめっていうドラマがありましたね」
新春やギネスのためにある競技/たろりずむ
「あー」「これ上手い。よくギネスを笑いましたね。けつで胡桃を割るとかギネスのためとしか言いようのない競技が無数にありますね」「新春が効いてる」
冬の日の線路に落ちるデスノート/ろぼ
「キラが殺されてデスノートが線路に落ちたのかな」「線路に落ちるって書いてあるデスノートだと、そうやって死ぬから面白い」
今晩落とすの?落とさないの?/風の日の扉
「女の側からけしかけてる」「最近、落とすって言わないね」「ネガティブな言葉だから」
オスの特権炬燵の中の大放屁/翼
「いや雌でもいいんですよ。今は平等なので」「俺は昭和の男だ(笑)」
物申す農民たちの神迎へ/とみ
「江頭か(笑)見すぎだよエガちゃん(笑)」
春きざす野糞ゆたかに艶やかに/みずな
「あでやかか、つややかか」「どっちでもいいかな」(笑)
adidasの真赤な春節モデルかな/光音座
「スニーカーですね。春節は中国のお祝い」「アジダスとかパチモンが流行りましたね(笑)」
明日の朝発つ漱石に冬菫/ときこ
「子規の日記にありそう」「書簡にそんなシーンがあったような」
よろろすのろの字二つのあたたかし/翼
「え?」「よろろすお願いします」(笑)「滑舌が(笑)」「アーニャだよ」
冬晴にサウナの簀の子立て掛けて/とみ
「サウナ屋さんなのかな」「見たことないけど、あるかも」「からっとしている」
霜の夜や膣(なか)に出すのは止めておく/翼
「わざわざ膣って書いてある最低な句です(笑)」「勘弁してやろう、っていう句(笑)」
ガスの管咥えていたる春隣/小佐治
(笑)「ありそう」「自殺か自殺未遂」「車を使うんじゃないかなあ」(笑)
由美子とのキスを終えたら口濯ぐ/風の日の扉
「ひどいね、これ(笑)」「すのが入っていないから、間違いました、ごめんなさいってあります」
手袋でキスの余韻を確かめる/翼
「これは…うーん。手袋を外して確かめるんじゃないでしょうか」「唇の感覚だからなあ」
暖炉からサンタクロースの焼死体/たろりずむ
(爆笑)「今頃出てくる(笑)」「2月くらいがちょうどいい。お正月も終わって(笑)」
新年会終はつて椅子の届きたる/翼
「予言句です」「明日椅子が届きます(笑)」
春浅しあの娘のトスの甘い味/みずな
「バレーか」「テニスでも言いますが…」「初めて聞いたよ、トスが甘い(笑)」「今回うまくいってないけど、チャレンジングなところが良い」
由美子を刺すの?あたしを刺すの?/風の日の扉
(笑)
老夫婦二人に臼の重さかな/翼
「いいですけど…」「分かりやすすぎるか」「60歳、70歳で一応毎年臼でつくけど重くなってきた」
以上で終了です!!最後までお読みいただきありがとうございました!!