りぼん句会報2022年12月23日(金)

正解は「Wi-Fi可」

川べりのおでん屋台に、なぜかWi-Fiの張り紙がある。当然キャッシュレスにも非対応だろう。このテクノロジーとのミスマッチが面白い。全員不正解。

一回戦は高円寺に来て初の吟行。強い寒波で気温は1度だった。

一回戦
高円寺クリスマス吟行

段ボール開ければ売れる蜜柑かな/遊鬼

「まあ当たり前だなあ」

ホルモンの煙満ちたる聖樹かな/ゴッドワークス

「あー」「雑多な感じ」「ホルモン屋の、がいいかな」「わかるね」

麻雀の始まりさうな聖夜かな/たろりずむ

(笑)「ただウキウキしてるだけ(笑)」「いまどきの大学生はスマホでやるんですよ」

サンタコスは少し疲れる/風の日の扉

「あー」

クリスマスイルミに混ざる業務スー/まおにゃん

「業務スーパー」「業スーって言うけど(笑)」「パーって言ってよって思う(笑)」

ラーメンの匂ひで飯食う冬の月/まおにゃん

「これこそクリスマスがいいよ」

イルミなきロータリー前冬の星/小佐治

「イルミネーションまで言って欲しい(笑)」

ギターケースに楽譜を挟むクリスマス/企鵝

「あーいいね」「達郎っぽい」「よく見てたね」

影の先にまた影がある聖夜かな/遊鬼

「原爆忌みたいな」

二百色あんねんホワイトクリスマス/たろりずむ

(爆笑)「関西弁がいい」「白は百色あんねんってアンミカさんが(笑)」

※元ネタは2021年「人志松本の酒のツマミになる話」という番組。アンミカが自身の「あらゆるものを褒める力」をプチ自慢していた。共演者から(手に持っていたタオルを指さして)「そのタオルも褒められます?」と言われた時に「白って200色あんねん」と即答したことで爆笑が起き、話題になった。

参考:スポニチアネックス アンミカ パリコレまでの下積み時代 名フレーズ「白って200色あんねん」誕生秘話を公開[ 2023年1月11日 21:45 ]

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/01/11/kiji/20230111s00041000561000c.html

シャッターを下ろして祝ふクリスマス/遊鬼

「普通ですね」

着膨れも赤と緑でそれらしく/桃猫

「軽いけどいいね」

寒風と手繋ぎデート高円寺/ろぼ

「寒い風」

トナカイも電信柱も悴めり/翼

「普通ですね」「寒くて頭が回らない(笑)」

上に行くほど狭き階段湯ざめして/遊鬼

「生活感ある」「アパートっぽい」

つけ髭を噛みながら飲むサンタかな/龍

(笑)「噛まないよ(笑)」「噛むんですよ。安い奴だったので」

棚ふたつ置きて新居の聖夜かな/遊鬼

「挨拶句ですね。ありがとうございます」

サンタ帽被り父さんはしやいでる/風の日の扉

(笑)「分かる」「これいいじゃん、可愛らしくて」「被らせ、じゃない?」

寒波でもダフ屋は営業してゐます/まおにゃん

「コンサートとかにいるのかな」

古着屋の聖樹はどれも品がいい/箏曲

「しなじゃなくて、ひん、て読んで」「しながいい、の方がいいな(笑)」

大寒波ちくちく光つてゐる飾り/翼

「上手いですねえ」「さりげないだろ」

地下一階スナックルースの聖夜かな/遊鬼

「さっきそういう店がありましたね」

古着屋のはみ出している聖夜かな/企鵝

「せり出す、かな」「聖夜が効いてないかな」

あかぎれや路上ライブに手を打ちて/遊鬼

「あかぎれが悲しすぎてあざといかな」

ハイヒールに股蹴られたきクリスマス/ゴッドワークス

(笑)「いいね」「再び、の方がいいなあ。クリスマスは思い出として蹴って貰いたい(笑)」

クリスマスソング感染する距離で/たろりずむ

「あーコロナ一年目の句だな」

ちいかわが好きで蜜柑の筋を取る/風の日の扉

「サンリオっぽい…」「グッズがバカ売れ」「アーニャの方が可愛い」

木枯をビニールカーテンで防ぐ/桃猫

「ビニールカーテンの言葉が出てこなかったんだよな」

ケバブ屋にアコギの音色跳ね返る/企鵝

「ケバブ屋って外のイメージがある」

即席のサンタ出没要注意/ろぼ

(笑)「猿みたいな」

無理に出かけない/風の日の扉

(爆笑)「俺達の企画が否定されている(笑)」

四文屋にひらりと入るクリスマス/遊鬼

「みんな四文屋の宣伝してる」(笑)

人生大逆転冬の高円寺/箏曲

(笑)「いいなあ」

古着屋の毛皮にすぐに触れたがる/翼

「これ好きだなあ。やっぱり上手い」

東京のサンタは冬を舐めてゐる/箏曲

(爆笑)「新潟の人より(笑)」

年の瀬にロン毛が駅前アクセ売り/くろ

「そのまんますぎるなあ」

寒風にチラシを配る聖なる夜/小佐治

「寒風と聖なる夜が季重なりだなあ」

駅前のイルミのないほうで待合せ/まおにゃん

(笑)「いっそネーションと言って欲しい」「駅前のイルミネーションない方で」「あー、いいね」「神田川的雰囲気」

サンタから奪つたものを売つてゐる/翼

(笑)「ドラクエの村人みたいな」

サンタクロース信じてなくても手を振って/小佐治

「説明」

一生が商店街の冬銀河/まおにゃん

「銀河でない方がいい」「一生が商店街はなかなか重いですね」「これこそクリスマスがいいよ」

立ち飲み屋から立ち飲み屋まで橇使ふ/翼

(笑)「橇がいい」「二軒屋の立ち飲み屋まで、でいいんじゃない?

トナカイが立って八百屋を見つめたる/桃猫

「八百屋がいいね」「これ安いな」(笑)「トナカイはアイヌ語」

サンタコス途方に暮れる店員/風の日の扉

「途方に暮れなくていい」「バイト中にインスタあげる、とかがいい」

駅前に出ればクリスマスらしく/桃猫

「今はどこでもクリスマスらしいからな」「明るい句がないなあ(笑)」

おでんから広がるしぞーかエリアかな/翼

「しぞーか(笑)」

カラオケに行つたら負けるクリスマス/まおにゃん

(笑)「負ける、かなあ」「カラオケに行ったらやれない」「なるほど」

クリスマス派手な財布が落ちてをり/ゴッドワークス

「面白いね」

クリスマス安くて不味いラーメン屋/桃猫

(笑)「明るい」

着膨れておばさんか小佐治さんなのか/風の日の扉

(爆笑)「いいね」

平成が良かつた上皇誕生日/たろりずむ

「12月23日が平日になったことの嫌味ですね」

電飾にスーツケースの集ひをり/企鵝

「東京駅のイベントかな」「かぶとむしみたいな生態」

二軒目の幹事が被るサンタ帽/まおにゃん

「いいんじゃん」

乾杯をメリクリといふ今夜だけ/翼

「今夜だけが面白いけどうるさいね」

肉汁が主役のうどん高円寺/遊鬼

「関西っぽいね」「あったかい気持ちになる」(笑)

ろくでもないサンタクロースが向こうから/風の日の扉

「いいね「ろくでもないをもう少し描写してくれ」「千鳥足とか」「フル勃起とか」(笑)

着膨れの天皇陛下らしき人/桃猫

「高円寺にいないよ(笑)」

クリスマスらしくおでん鍋にトマト/たろりずむ

「三つくらい季語が入っている(笑)」「整理したら面白くなりそう」

商店街路地で売つてる闇浅漬/まおにゃん

「闇浅漬って?(笑)」「保健所に届けていないの」

冬の夜の犬撫でてゐる弾き語り/箏曲

「これは優しくていいね。あったかい感じ」「寒の夜、とか霜の夜とかがいいよ」

ワイン抜くちよつと加齢臭させて/風の日の扉

「いいね」

トナカイの時給1100円くらい/龍

「くらい、がいい」「時代によって変わる」

呆然としてゐる椅子だ/風の日の扉

「わかんないなあ」

立ち飲みで愚痴をこぼすサンタクロース/まおにゃん

「吟行でサンタいなかったよ。龍君ともう一人くらいしか(笑)」

LED溢れて聖夜の商店街/遊鬼

「まんまかなあ。LSDと間違えたんじゃない?(笑)」

クリスマスそれ本当に電子たばこ/ゴッドワークス

(笑)「笑っちゃう。好きだなあ」「世知辛い句(笑)」

ゴミひとつ無い路地にゐて水つぱな/遊鬼

「埃っぽいんだね」

ストーブに張り付き酒を待つてゐる/翼

「青森のストーブのある電車」「安い居酒屋でだるまストーブがあって外で待ってるのかな」

ウーバーイーツそこのけそこのけサンタが通る/小佐治

「あんまり面白くないなあ」

北風に揺るる小物と露天商/企鵝

「小物は人間じゃなくて物かな」「北風にびくともしない露天商くらいがいい」

鳩すらも多分寒いからいない/箏曲

(笑)「いなかったねえ」

トナカイに無視されるサンタ高円寺/小佐治

「高円寺が動いちゃうなあ。有楽町がいい」

息白し不倫見つめるロータリー/まおにゃん

「ちょっとバブルの匂い」「邪推する、にしたら?」「説明的じゃない?」「これこそ高円寺にするとか」

商店街寒風避けの歌うたい/小佐治

「歌うたい」

おひねりを払わずに見るサンタ帽/龍

「うーん」

弾き語りしてます詩集出してます/風の日の扉

(笑)「まんま」「よく言った」「昔、みんな売ってた」「分かる」「みんな高円寺馬鹿にしすぎ」

寒いからアーケードから出たくない/桃猫

(笑)「素直。いいじゃん」「これ炬燵に入っている人が作ってる(笑)」

おでん売るぱる商店街の路地の奥/遊鬼

「報告だよ(笑)」

シャンデリア冷たし商店街の空/まおにゃん

「空ないんじゃない?」「電飾のことかな」

シーシェパード狐のマフラーにも怒る/遊鬼

(笑)「シーシェパード、高円寺にいなかったでしょ(笑)」

炬燵から出ずにロシアに勝つ方法/翼

(笑)「ありません」

パチンコ屋の名前はミリオン悴みぬ/遊鬼

「ミリオンじゃなくてもいい」「ヘブンとかがいいんじゃない?」

サンタの置物になりたいの/風の日の扉

「蝋人形にしてやろうか」

クリスマス路地にはみ出す古着かな/遊鬼

「さっき似たのがあったね」

サンタ帽前に垂らしてスマホ見る/企鵝

「おー、これはいいんじゃない?」「打つスマホ、がいいんじゃない?」「ツイッター見てるのかも」「スマホ、の言葉があった方がいい」「見るくらいがいい」

ビレバンの過剰在庫の聖夜かな/遊鬼

(笑)「ビレバンとクリスマスが合ってる」

無菌室みたいな旨い焼き鳥屋/箏曲

「あー」「白血病の人が入るみたいな」

コンビニでクリスマスーケーキ引き取りぬ/遊鬼

「あー」

吟行で下がるテンション寒さかな/箏曲

(笑)「素直すぎるわ」「やった甲斐がない(笑)」

セフレだよクリスマスだけどセフレだよ/まおにゃん

「クリスマスだけどセフレだよ、はいいね」

ダイソーで買ふクリスマスプレゼント/たろりずむ

(笑)「リアルですね」「三歳くらいの子に」「ブックオフ」(笑)「ぼろぼろの50円くらいの本とか」「人間革命とか」(笑)

四階よりよたよた降り来るサンタかな/遊鬼

「挨拶としていいね」

手袋を突き抜けてくる寒波あり/翼

「寒いしか言っていない(笑)」

玄関の時点で炬燵懐かしき/箏曲

(笑)「素直」「みんな嫌だったんだね」

聖菓買ふ昔バイトをしてた店/遊鬼

「あーこれいいなあ」

犬だけど散歩が嫌なクリスマス/まおにゃん

「だけど、がどうだろう」

ゴキブリも乞食もいない寒さかな/桃猫

「ゴキブリと乞食は並べない方がいいね」「同じだから(笑)」「みんな高円寺にどういうイメージなの?」

ホッカイロ不発天皇誕生日/翼

枯木立光こぼして駅広場/遊鬼

「写生を頑張っている」「こぼしてを褒める人もいる」

トナカイが昨年よりも伏し目がち/翼

「バイトリーダー、出ざるを得なかった」「なんで世知辛い句ばかりなの?(笑)本当は新宿いたかったんでしょ」「未練があるんだよ(笑)」

二回戦
「にんじゃ」の音

冬薔薇を眺めてゐたる忍者かな/遊鬼

「すぐに判断するのが難しい句。判定不能」

通信制忍者コース冬の風邪/まおにゃん

「木枯しとかにしたら?忍者っぽい」

枯木立芭蕉は忍者だった説/箏曲

「あーありましたね」「ただのシャブ中だよ」(笑)「ホモのシャブ中」

冬至湯の柚子に擬態する忍者/翼

「柚子も季語」「冬至湯の柚子までが季語なのかな」「くどいよ」「ぷかぷかした感じを出したかった」

アイスホッケー忍者の末裔らしい/箏曲

(笑)「いい句かどうか判定が難しい」

犯人ぢやないのに逮捕年の暮/遊鬼

「すごい(笑)」「年の暮が合ってるけど合いすぎてるかも」

手袋に引っかかってる忍者の剣/ときこ

「剣の方に手袋が引っかかってるんじゃないの?」「剣を鞘から出そうとして手袋に引っかかったのか」「手袋しないんじゃない?忍者は」

五百人ジャケット脱いでおっぱじめる/桃猫

(笑)「百対百」「無理矢理すぎる」「五百人ジャケットたちがおっぱじめる、でいい」

忍者なら脚立使ふな年の市/ゴッドワークス

(笑)「いいね」「使ふなの命令形がいい」

ギャルソンのテーマが忍者のカーディガン/遊鬼

「コムデギャルソン。高いやつ」「ディオールとかやりそう」

「人参いや!人参いや!」と泣く聖夜/風の日の扉

(笑)「読み方が難しい」

サンタ帽被って歩く忍者かな/龍

「変装している」「目立っちゃう」

堀炬燵の中で死んでる忍者かな/遊鬼

(笑)「一酸化炭素中毒で死にます」

炬燵と忍者セミナーリモートで/まおにゃん

「全然ワクワクしない(笑)」「もっと忍者に夢を見させて(笑)」

寒空に風になってる忍者いて/小佐治

「ばれてるじゃん」(爆笑)

忍者らしい河豚を捌いてゐるらしい/箏曲

「らしい、で切る」

避妊ぢやー!忍法枯葉コンドーム/翼

(爆笑)「馬鹿だねえ」「この人の句は駄目すぎるから『生き抜くための俳句塾』読んだ方がいい(笑)」

日本人ラガーに忍者の渾名かな/遊鬼

「ラガーマンって大きいからなあ。忍者って細くてしゅっとしてるんじゃない?」

するすると忍者すべらせ寒の水/ときこ

「水ぐもの術」「するするが当たり前すぎるかな」

古書店で忍者の秘伝を探す冬/ろぼ

「冬埃の方がいいね」

NARUTOで忍者スクール入願す/まおにゃん

「出願って言わない?」

乾鮭を齧つてゐたる忍者かな/遊鬼

「乾いた鮭」「潜伏中」

三人じゃダメですかクリスマスのホテル/龍

「ダメって言われる(笑)」「避妊じゃー!(笑)」「戦隊者みたいだ」「アフターピルピンク!」(笑)「中出しホワイト!」「黄疸イエロー!」

「何人じゃあ?バーロー、お一人様じゃい!」/風の日の扉

「俺とあんまり変わらない(笑)」

二、三人ジャニーズ呼んでクリスマス/たろりずむ

(爆笑)「やばい」「拍手喝采」「これすごい」「ジャニーさんなのかな。ユー、こっち来なよ(笑)」「個室で」「売れないジュニア」「これいいねえ(笑)」

「にん・じゃ・たま」妻の鼻歌シチューかな/桃猫

「人参じゃがいも玉葱」「無理矢理(笑)」

忍者でも冬の水遁はパワハラ/まお

(笑)「なるほど。さすがにパワハラ」

哀しさは蜜柑で突指する忍者/翼

(爆笑)「これ悲しくていい。忍者と突き指だけで悲しい」

クリスマスパーティーえた非人じゃねえ/風の日の扉

(笑)「呼ばれないよ。そんなやつは(笑)」

音の無き忍者に止まる冬の蝶/企鵝

「美しい」「初めて忍者がかっこよく読まれた(笑)」

自称忍者が布団に忍び込んでくる/遊鬼

(爆笑)「これいいなあ」「自称が効いてる」「夜這いの句だね」「現代に忍者を名乗ったらやばいよ(笑)」

にんにんぢやないあんあんの特集号/菊池洋勝

(笑)「セックス特集してますもんね」

由美子迫る「中で出して!避妊じゃ嫌!」/風の日の扉

(笑)「今日、俺と気が合うねえ」

忍者から生まれる忍者去年今年/箏曲

「バシリスクっぽい」「学校でお父さんの職業は言えないけれど」「去年今年が効いてる」「一子相伝の感じ」「いいですね」

スパイファミリーを忍者家族と訳しけり/たろりずむ

(爆笑)「海外版」

由美子、オレは下人じゃねえ/風の日の扉

(笑)「忍者にこだわるんだ(笑)」

忍者でも歩けぬ薄い氷かな/箏曲

「あー、薄氷を上手く読んでる」

リモートで術を発する忍者かな/まおにゃん

「いいですね。フリーズの術」「回戦落ちたんで帰りまーす」

レゲエ歌手ジャマイカ生まれのニンジャマン/小佐治

「内容がないところがいい」「なさすぎるよ(笑)」「ジャマイカいいね」

にんじやりばんばん聖夜の過疎の商店街/翼

「よく、きゃりーちゃんのこと覚えてました(笑)」

伊賀忍者甲賀忍者と雪合戦/小佐治

「こういうイベントありそう」「橇レースとかがいいな」

蜜柑剥く所作が綺麗な忍者かな/ろぼ

「おー、さっきは突き指でしたが、こう来た」「綺麗と言わず音がしないとかにしたら。そういう静けさを詠んだらいい」

狸のブリーダーの忍者かな/まおにゃん

「狸から化ける術を習うのかな」

雪の中に隠れた忍者が出てこない/翼

(笑)「死んでる(笑)」「これはいい」「下感動する手くそとも読めるし上級者とも読める」「あー」「忍術に感動する機会ってないよね」

忍者だからこんな吹雪は楽勝だ/箏曲

(笑)「小学生っぽい」

掘炬燵忍者とスパイと殺し屋と/桃猫

「こち亀っぽい」

客前で忍者を叱る大晦日/ゴッドワークス

「あー、どうとるかな。新宿の忍者カフェかな」「正月のショーかなと思った。ショーで失敗して」「派遣の忍者なんだよ」「パワーワード(笑)」「三重県から来ました」「忍たまの世界では派遣の忍者もスクールも検定もあります」「へー!」

かんじきを履いて忍者になりきって/桃猫

「雪で沈まないようにする」

三人ぢや食べ切れないよ牡丹鍋/翼

「猪でしたっけ。三人が効いていない」

忍者カフェなかなか来ない土遁パフェ/まおにゃん

(爆笑)「土遁パフェ(笑)」「友達の水遁ゼリーは来ているのに(笑)」

蜜柑箱忍者の頃の思ひ出と/翼

「ちょっと蜜柑箱が作りすぎじゃない」

クリスマス一人忍者ごつこする/ろぼ

「一人で、がいいね」「音合わせたらいい」「去年今年(笑)」

「忍者があんまり関係ないな」

数へ日の忍者の里が湯気立てて/翼

「数へ日が全く効いていない(笑)」

背中にも焼芋仕込む忍者かな/企鵝

「お腹にも仕込んで背中にも」「忍者のイメージはケチ臭いの?(笑)」

三人ぢや盛り上がらない闇夜汁/遊鬼

「鍋と三人は合うね」

三人ぢや合はぬ布団と穴の数/菊池洋勝

(笑)「この、穴の数は新しいね(笑)」「後ろ使って調整しろ」(笑)

忍者コス話してもらえずクリスマス/まおにゃん

「忍者カフェにしたら?(笑)」

忍者失格焼き芋でぶん殴る/翼

「焼き芋じゃない方が面白い」

忍者屋敷を出られないまま年の暮/たろりずむ

(笑)「すごく迷ってる感じが出ている」「これいいね」

隙間風覗きが趣味で忍者志願/小佐治

「説明的だな」

氷で転倒忍者タートルズ/翼

(爆笑)「懐かしいなあ」「しっかりしろ、ミケランジェロ」「これはいい句だよ(笑)」

実況の忍者と叫ぶラガーマン/企鵝

「ラガーは冬の季語だから出るんだね」

ゴミの日の忍者のごとき寒鴉/ときこ

「分かるな」「でも内容がそのままだなあ」

忘年会に遅れてきた奴が忍者/ろぼ

「忘年会まぎれこんでる忍者、とか」「金を払わない奴が忍者、とか」「あー」「会計のときだけいなくなる」「ドロンします」(笑)

職質に浪人ぢやいと言ふ聖夜/たろりずむ

「あー、学生ですか、と聞かれて」「警察にその言葉遣いはしない(笑)」

「忘年会。八時に?高円寺に?んじゃ…」/風の日の扉

(爆笑)「技術点100」(笑)「テクニックの無駄遣い(笑)」

鋤焼の具にされてゐる忍者かな/遊鬼

「捕らえられて」「寄せ鍋の方がいいんじゃない?」

クリスマスイブ犯人じゃない方/龍

「ミステリーぽい」

インスタで居場所がバレる忍者かな/まおにゃん

(爆笑)「今日も区内(笑)」

白菜を抱き忍者の走り方/箏曲

「犯罪がせこい(笑)白菜泥棒」

凍てついた水面歩いて忍者気分/小佐治

「落ちて死ぬと思う。毎年誰か死ぬよね」

善人ぢやない振りをして冬の月/たろりずむ

「うーん、善人」

忍者村から枯葉の切手で来る手紙/翼

「おーいお茶にモスクワの切手を貼りましたってあったね」

以上で終了です!!最後までお読みいただきありがとうございました!!

編集:りぼん句会報編集部 小佐治、桃猫
文責:木内龍

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