屍句会報2022年7月1日(金)

正解は「竹落葉」

若竹は伸びるときにどんどん黄色い葉を落とす。掃いても掃いても追いつかないほど。この句で言うスリッパは高級旅館だろうか。女将にNOという言葉は無い。 本問は全員不正解。

7/1句会の時点で7日目の連続猛暑日。その後7/3に「9日連続猛暑日で過去最長」を記録した。

一回戦
「暑苦しい句」

ラジコンで撒かれるクスリ青田波/海音寺ジョー

「操縦して農薬を撒くタイプ。これは人間が操作している」「アメリカとかでかいから、ヘリコプターで撒いてますもんね」

糞禁止と怒る看板夏の山/桃猫

(笑)「人糞(笑)」

選挙カーじゅん子とSPEEDのハンカチ/遊鬼

(笑)「自民党(笑)」「三原じゅん子と今井絵理子」「めちゃくちゃ人気あるらしいですよ(笑)現職を抜きそう(笑)」

夏祭り周りが相撲取りだらけ/小佐治

「だらけが、ちょっとなあ」「力士の間に菅直人くらいで(笑)」

無人島ルー大柴のアロハシャツ/企鵝

(笑)「暑い(笑)」「ノーマン島(笑)」「面白いね(笑)」

気合だぜ気合だ気合だ気合だぜ/物騒な原田

(笑)「だぜの言い方が面白い。アニマル浜口。盆踊りに気合いだ気合だ、くらいで」

なめくじり砂のお城へ行きたくて/みずな

「砂となめくじ(笑)」「ゆっくりだから間に合わないと言いたいのでしょう。挨拶句ですね」

テイクオフ骨の燃えかす目に染みる/随三

「テイクオフは、離陸の意味かな」「映画のトップガン系?」「骨が沁みるっていうのは?」「自分が乗ってて…」「死んだ人が天に昇るんじゃない?」

なんとなく嫌われる教師/風の日の扉

「暑苦しい(笑)」「なんとなくじゃなくて分かり切ってる(笑)」

母さんのクリームパスタ極暑の日/小川まこと

(笑)「いいねこれ」「暑い」「部活の後、帰ったら冷素麺でいいのにクリームパスタ(笑)」

泳ぎ方教はるマスク着けたまま/翼

「さすがに無理があるだろ(笑)」「プールサイドだよ」「なるほど」

湿つた短冊が世界平和を願つてる/くろ

(笑)「いいなあ。湿ったのがうさん臭さを出してる」「はかなさも」「笹の葉の短冊なんですね」

バーベキュー焼き場を絶対譲らない/遊鬼

(爆笑)「焼き場って言うの?(笑)」「鉄板?」「持ち場」「あ、それがいい」「焼き場だと人を焼いてる」

扇風機各駅満員電車かな/桃猫

「当たり前だなあ」

油蝉じーじじっじじ切りも無し/みずな

「きりがない、ってことですね」「死にかけの蝉、セミファイナルって言う」(笑)「玄関の前にいると嫌」

太つてる時に限つて夏が来る/たろりずむ

(笑)「何十年も太ってる人だよ(笑)」

名言が壁一面の拉麺屋/風の日の扉

(爆笑)「これいい」「親父の小言とか哲学者の名言とか」「麺はザーメンより重い」(笑)「それくらい書いてくれたらいい(笑)」「名言とラーメンがいい」

ハンモックに何人寝られるかコンテスト/遊鬼

(爆笑)「暑い暑い」「ちぎれてみんなで落ちる」

熱帯夜タバコを吸つてタクを待つ/小川まこと

「タクシーでしょうね」「熱帯夜が普通かな」

花火大会集まつてから中止/翼

(爆笑)「これ上手いですね」「集まってから、がいいですよね。普通前日ですけど。ブルーシート敷いてから中止のお知らせ」

誘蛾灯の中がめちやくちや混んでいる/遊鬼

「滅茶苦茶混んでるが普通の言い方かな」「それが面白いよ」

下乳の汗疹にもニベア取り敢へず/ゆり子

「汗疹にもの音が悪いかな」「たっぷりニベアがいいんじゃない?」

羅の汗で張り付く満員電車/小佐治

「もっと通じない言い方がいいよ」

ナイターの大乱闘に加わりぬ/遊鬼

「客席から?(笑)」「いけいけやれやれーって酔っ払いのおっさんが言ってそう」「年に一、二回あるんですよね。見てる方は楽しい」「みのもんたの声で再生される」

一年中便座の設定温度同じ/ゆり子

(笑)「一年中暑い便座なのかな。夏の感じは出てこないかな」「トイレって汗かくよね」

猫の毛をたくさん顔につけて汗/桃猫

「あっつい(笑)」「汚いな(笑)」

素麺の代わりにマカロニ流してる/くろ

「流しソーメンの代わりに流しマカロニ(笑)」「難しい(笑)」

差し入れは信玄餅水温む/随三

「むせるから?(笑)」「水温まなくていいよ(笑)」「葛切りとか水まんじゅうがいいけど、信玄餅」

A卓はデブが三人敗戦日/翼

(笑)「これいいですね」「4人で座るからね。デブだと3人」「動かないからね」

パラソルの下から動かぬサングラス/夢の二

「まあ普通だね」「暑苦しくない、かっこいい」

婆ちやんが延々軍歌うたふ夏/海音寺ジョー

(笑)「同じところばかり歌う」「作者が介護職だから面白い(笑)」

カープファン乗り込んでくる路電かな/企鵝

「広島市の路面電車」「暑い」「カープ女子っていいよね」

ナチュラルにカツラをはずし汗を拭く/桃猫

(爆笑)「これいい」「素晴らしい」「ナチュラル(笑)」「堂々と外す」「周りがびっくりする(笑)」

油照り瓶にベンジン五ミリほど/ゆり子

「溶剤のひとつ。これは吸うためなのかな」「火炎瓶じゃない?」

ポットまた沸騰してる羽蟻(はあり)の夜/みずな

「これ分かる」「電気代の無駄ですね」

腋嗅げり汗を拭ふと見せかけて/たろりずむ

「スメルチェック」「腋臭なんじゃないかな」

どう?あたしの体/風の日の扉

(笑)「暑苦しいってことは」「どお?わたしのからだ」(笑)

ばあちゃんのずっと替えない蠅取り紙/桃猫

「あー」「粘着力がないか、虫がびっしりついてる」「去年から替えない、にしたらいい」「死んだ爺さんがついてる(笑)」

風鈴が鳴るたび母に殴られる/たろりずむ

(爆笑)「うるさい!って」「子どもが殴られる」「理不尽」「これいいね」

炎天下引つ越してきたレトリバー/海音寺ジョー

「犬ってみんな暑苦しい」「毛が長いしね」

パチンコに並ぶ力士の浴衣かな/企鵝

「これそんなに暑苦しくない。涼しげ」「浴衣だしね」「パチンコにはまる、がいい」「あー」

パンチラは太陽フレアライチ剥く/光音座

「太陽フレアは黒点のエネルギーが高まって地球に影響が出る」「ライチ剥くのがどうかなあ(笑)」

龍馬の忌武田鉄矢の目に涙/よかちょろ屋こうたろう

(爆笑)「金八先生が尊敬してるから。暑苦しいですねー」

ピチピチのスイムパンツが流行る年/夢の二

「暑苦しくはないかな」「メロリンキューじゃない?れいわ批判」

笹塚のフードコートの肉うどん/海音寺ジョー

「絶妙ですね」「よく見てるなあ。これ面白いですね」

どすこいと呼びそうになった/風の日の扉

(笑)「だめですね(笑)力士が目の前にいたんでしょうね」

冷房故障サービスデーのハッテン場/龍

(笑)「あっついあっついあっつい(笑)」「冷房故障した日がサービスデーだったんですね」

ぬつと起きぐつとビールの生ぬるし/喜奈子

「昨日夜飲みかけのビールを飲んだら炭酸抜けてるし36度だし」「あー」「これ、やるよね」「昼寝覚の感じも」

修造の居場所を知りて夏来る/物騒な原田

「ちょっと前に流行ったね。松岡修造が日本にいなくなると寒くなる。帰ってくると暑くなる(笑)」

回転ドア抜けて酷暑が道塞ぐ/喜奈子

「あー」「一瞬風が抜けてね。回転ドアが上手い」「上手いですね」

ナパームで燃やす家畜雲の峰/随三

(笑)「ベトコンのこと?(笑)」「ベトナム戦争」「家畜や、にしても良いね。く、く、で音が続くから」

横たわる女の腋に山河あり/随三

「いいね。反り残しがありそう。こちらも腋の字を使っています」

夏痩や3キロ減つて102キロ/たろりずむ

(爆笑)「上手い」「好きだなあ」

婆さんがすぐクーラーを消してしまう/翼

「あー」「あるあるですね」「自分は熱中症で倒れる」「俺はクーラーは毒だってならってきた」

小父さんがキャンプファイヤー準備する/小川まこと

「むしろ薪を使えるとかっこいいよ」

冷蔵庫にしまひ忘れたヨーグルト/翼

「24時間経ったらもう危ないかもしれない」

パパ活の親父の鼻を伝う汗/遊鬼

「そこまで言わなくていいんじゃないかな(笑)」「リアルすぎる」「当たり前すぎるから裏切ってほしい」「おやじの汗を貰い受け、くらい言ったらいい」

カラオケのずっと軍歌を歌う人/桃猫

(笑)「さっきのばあちゃんの句が面白かったなあ」

「サーセン!!」と店長ドスの効いた声/海音寺ジョー

「エリアマネージャーに怒られてるんだね。暑苦しいかは微妙」

裸のじいさんが部屋にいた/風の日の扉

(笑)「別にいいじゃん(笑)」「知らない爺さん(笑)」

猛暑日や優先席にデブ二人/龍

「さっきのデブ3人が面白かったなあ」

炎天のディズニー駐車場遠し/喜奈子

「ディズニーの駐車場はだだっぴろいからね」

観客に打ち水をするライブハウス/遊鬼

「打ち水かあ」「ベーシスト、とか言っちゃっていいんじゃない?」「観客が、がいいよ」「こないだの、とりあえず裸になってみるの句、良かったね」

蜘蛛の巣を埋める大きな飛蝗かな/小川まこと

「ちっちゃい巣にバッタがどんといて、他の虫が引っかかれない」

悪態をつきながらブラを脱ぐ/風の日の扉

(笑)「いいですねえ」

短夜や目で見て分かる加齢臭/龍

(笑)「オーラみたいに?」(爆笑)

歩行天の取材マイクや炎天下/喜奈子

「暑いっすねーって言わせたいマイク。どうですかって、誘導する(笑)」

ムダ毛剃り忘れて長袖シャツ着る/物騒な原田

(笑)「あるあるだなあ」「ムダ毛見せる七分袖、とか」

バイトまで灼くるサドルに跨つて/喜奈子

「バイトは変えられるかな」「座っていると体温くらいまで下がってくるからね」

文化祭長渕剛水温む/随三

(笑)「ぬるまないですよ(笑)」

送り梅雨アニメショップの自衛官/よかちょろ屋こうたろう

「あーなるほど。自衛官がアニメショップにいるんだ」「ミリオタなんですね」

クンニしてゐる顔が必死/風の日の扉

(笑)「顔見るなよ(笑)」「ちらっと見えるのかな(笑)」

ドラフトを黒人ばかり待つている/小川まこと

「ドラフト会議なのかな」「待っている、が分かりにくいな」「フットボールやNBAなのかな」

繰り返すラジオ体操二日酔ひ/翼

(笑)「連日6時半に行くんだけど、いつも二日酔い」「第一と第二がある」

汗まみれ砂まみれで泣く球児たち/小佐治

「捉え方が」「暑苦しくないよ」

やたら距離近いアベック海の家/翼

「アベックなんだから近くていいじゃん」「膝の上に乗ってると思ったら入ってた」(笑)

鰻屋の煙を纏(まと)ひ原宿へ/みずな

「原宿、なんか面白いなあ」「下町から行ったのかな」「ナイターへ、がいいかも」「神宮球場かな?」

クーラーがコールドスリープしてます/海音寺ジョー

「コールドスリープは冬眠、壊れたのかな。壊れたと認めたくない」

脇の下ツルツルのホモサングラス/遊鬼

「ホモって言わなくていいよ(笑)」

ドラゴンズビールが温くなつてゐる/翼

「あー」

英霊の萌え絵の旗をぶん回し/よかちょろ屋こうたろう

(爆笑)「靖国神社で乃木大将の萌絵を振り回す(笑)」「美智子さまじゃないの?」

ホモサウナ親父と目が合ふ熱帯夜/遊鬼

(笑)「全部言葉が重すぎて駄目です」(笑)「最上段、とかにしたら。ホモサウナはちょっと(笑)」

財布には十八枚の診察券/海音寺ジョー

「深刻なんじゃないかな」「精神科とかなんじゃない?」「十八枚より百八枚にしたら?」

コスプレのカツラに入れる保冷剤/みずな

「あー」「上手い」「細部」「リアル」

甲子園アルプス席しか残ってない/小佐治

「外野席」「日が当たって暑いんだよ。夏の甲子園はめちゃくちゃ暑い」

二回戦
「ぼ」で終わる句

取材費が湯水の如し美味しんぼ/小佐治

(笑)「美味しんぼというグルメ漫画ですね」「上手いね」「素晴らしい」

男は兵士女は慰安婦水蜻蛉/菊池仙葉

(笑)「水トンボって?」「ウスバカゲロウみたいな」

八月の路上で焦げていくaibo/小川まこと

「SONYの犬型ロボット」「まあ今の天気じゃ焦げるかも」

ひきがえるだけが超元気な田んぼ/海音寺ジョー

(爆笑)「田んぼいいですね(笑)」

蛇がアナルの中で隠れんぼ/遊鬼

(笑)「ひどい句です」「蛇穴を出ず」

※蛇の字に「くちなは」とルビあり

皇居前見せつけている勃起の規模/よかちょろ屋こうたろう

(爆笑)「無理だろ。勃起の規模って初めて聞いたよ(笑)」「全裸中年男性」

もう限界大塚愛のさくらんぼ/翼

(笑)「もういっかい!」「若い頃は歌えたけどそんな元気ないよ」

夏ずつと位牌に見せる通信簿/小川まこと

「お母さんが亡くなったのかな。今時は位牌とか置かないんじゃない?」

高熱で弱るホーガンうんばらぼ/翼

「うんばらぼ?」「そういう漫画があったんだよ無暗やたらちんちん出して」(笑)

※ボンボンに連載されていた漫画「やっぱ!アホーガンよ」(柴山みのる作)にある表現。全裸の中年男性が男性器の位置から手が天を指差して「うんばらほ」と言う。語尾は正しくは「」。

夜店から続々見つかる裏帳簿/小佐治

「商売やってると大体裏帳簿あるからね。夜店が焼けて裏帳簿見つかるくらいがいいかな。これだとそのままだから」

おれだけが知ってゐる由美子のイボ/風の日の扉

(爆笑)「知りたくない(笑)」

冷房や事務所に無いはずの名簿/喜奈子

「大事件っぽい感じはするけど…あるはずの名簿の方がいいかな」

大石が成敗したる横恋慕/菊池仙葉

「色恋沙汰」「サラリーマン忠臣蔵」

心太同じ男が来てドツボ/遊鬼

(笑)「ひどすぎる。滅茶苦茶ひどい」

熱帯夜果てた後でも濡れるいぼ/小川まこと

(笑)「果てた後でなんで濡れるんだ」

サングラスしてない時はあまえんぼ/たろりずむ

(爆笑)「可愛い」「舘ひろし」「猫ひろしかも(笑)」

姉と思いきや義母/随三

(爆笑)「ひどすぎる。AVの見すぎだよ(笑)」「身内から身内だよ(笑)」

ハッテン場修羅場となりぬ横恋慕/よかちょろ屋こうたろう

(笑)「修羅場って言いすぎ」「暑苦しい」「お題間違えてる」

夏痩やますます目立つ顔の疣(いぼ)/桃猫

「ますますは言い過ぎかな。悲しく目立つがいいんじゃない?」

兵隊の幽霊メクラかつツンボ/桃猫

(笑)「死ぬ前に」

お土産は苺家出の西荻窪/みずな

「あー」「悪くない」「家出先が荻窪」「中央線に乗ってさえいないんじゃない?」「小学生かな」

初めてを奪はれた田圃/風の日の扉

(笑)「リンゴ園だったらまだ分かるけど(笑)」「遮るものなさすぎだろ(笑)」

貼り紙は年中「アルバイト急募」/海音寺ジョー

「あー」「上手い」

マックシェイクパパ活トーク耳ダンボ/龍

(爆笑)「おっさん臭い(笑)久しぶりに聞いたわ(笑)」「超死語だよ(笑)」

おニャン子が夏の暇つぶしに応募/喜奈子

(爆笑)「ひどすぎる(笑)」「嫌味がいいなあ」「面白いですねえ」

夏館甲冑を着てかくれんぼ/桃猫

「さすがに無理かな」

血のり吐くサービスもあるメイドごぼ/みずな

「メイド、ゴボ!(笑)」

人形がすべて裸んぼ/風の日の扉

「ラブドール?」「フィギュアじゃない?」

夕焼けは唇の厚き黒んぼ/翼

「なるほど。このクロンボは敵意が感じられないね」

サンドレス部屋でだけ着るいじけんぼ/ゆり子

「いじける人。まあ普通かな。可愛く言ってるけど」

あの口で咥えているよさくらんぼ/小佐治

(笑)「これがチェリー思考ですね」(笑)

手花火の火を奪ふごと横恋慕/翼

「これ上手いんじゃない?サークルの花火の感じ。わざわざその子の火を奪いに行く。あいのり感」「さすが」

夏期講座今年も載ってる出席簿/夢の二

「あー」「浪人生」

盆休み煙の上がる裏帳簿/龍

「夏祭りの方がいいんじゃない?」

あつぱつぱ隠しきれないイボまたイボ/喜奈子

(爆笑)「詰めすぎ(笑)」「ひどい」「すごいね」「イボまたイボってひどい(笑)」「年とると出やすくなるんです」

万引きや警察官がイケボ/随三

(爆笑)「サプライズ」「や、の必要がない(笑)」「夏休みの感じ」

ミサイルに赤文字で描くスパシーボ/企鵝

「あー」「スパシーボってありがとう」「領土くれてありがとう(笑)」

休日や炎昼の刑事コロンボ/物騒な原田

「逆がいいんじゃない?炎昼や休日の刑事コロンボ」

缶ビール飲みながら読む通信簿/たろりずむ

「先生がつけた方がいい」「書きながら、とか」「人の子をディスれないから活動的とか書く(笑)」

梅雨長しゲロは関西弁でゲボ/翼

「豆知識(笑)面白い」「幼児語なのかもしれないね」

人を待つやうな木陰の赤蜻蛉/小川まこと

君の咲くお彼岸私さくらんぼ/とみ

「君は死んで私は恋愛を満喫してるってことかな」

敗戦日パパはリトルでママジャンボ/遊鬼

「うーん。ママがでかいってこと?」

イソジンとすり替えてるボジョレヌーボー/随三

(笑)「色は似てるけど」「さすがに分かるだろ」

幼児プレイ強要される村の保母/よかちょろ屋こうたろう

「保母さん」

海開き元気な子ですと通信簿/夢の二

(笑)「褒め言葉が何もない子(笑)」

慰安婦の目の潰れたる町薄暮/翼

「どうとるかな。梅毒?」「感情がこもってしまった(笑)」

サングラスして神の種待つ聖母/夢の二

「これはやばい宗教だと思う(笑)」

二周年ライブさつちやんスパシーボ/翼

(笑)「日曜日に二周年記念のライブがあります」

暑ければ暑いと騒ぐ寂しんぼ/喜奈子

「普通だなあ」

崑崙に水着の似合う西王母/企鵝

「中国の」「山だっけ?燕の巣を取りに行ったり」「どう似合うんだろうね」

※西王母(せいおうぼ)は崑崙に住むと伝わる女神。

爽やかにふんだくって来たボルボ/みずな

(爆笑)「これは面白いね」

白日傘の女から買ふ高い壷/たろりずむ

(笑)「ちょっと面白くしすぎ」「生命保険だと思ったら壺買わされたとか」

天の川へ放つ約束きみの骨壺/みずな

(笑)「リズムがいい」「地球の重力って強いから難しい。あ、空に撒けばいいのか」「海は百万くらいかかる」

八王子轟いているターボ/随三

「段ボールで作ってるポルシェが走ってる(笑)」

将軍さまったらホントあばれんぼ/よかちょろ屋こうたろう

(笑)「吉宗を馬鹿にしすぎ」

婆ちゃんに秘伝さるるサンボ/随三

(笑)「ロシアン柔道」

夏休みに嵌めてみたらガボガボ/遊鬼

(笑)「それまで何してたんだろう」「汚い。最低だよ(笑)」「アナル用語だよ(笑)」

プールまで駆けてくる姪裸んぼ/小佐治

「普通だな」「普通じゃないよ(笑)」

焼酎で酔うているとき怒りんぼ/遊鬼

「焼酎の選択はいいけど」

夏の浜酢イカと焼きそばのコンボ/海音寺ジョー

「なんでそんな意地悪なことするんだ(笑)」「酢じゃなくて良い」

騎馬戦に乱入して来るランボー/随三

(笑)「面白い」

夏休みパキつていたけどフラシーボ/とみ

「プラシーボ、もしくはプラセボ効果のことだね」

緑への親しみに×通信簿/ゆり子

(笑)「いいね」「タワマンのガキだよ」

夏芝居パパが死んぢやうとこがツボ/遊鬼

(爆笑)「ギャル語俳句面白いね。こないだのマジ感謝とか良かった」

ソーダ水ぐんぐん吸ひ込めるえくぼ/喜奈子

「爺臭いな」「ユーミンの劣化版だよ」「恥ずかしい~」(笑)

紹介するぜギタリストはチャボ/遊鬼

「鶏?」「RCサクセションだよ(笑)」

裸らの寝転がつてる米空母/企鵝

「綺麗」「空母にも休みがあるんでしょう」

最後に「ぼ」つく言葉この世にないぼ/物騒な原田

「ただならぬぽ のような(笑)」「ただならぬぽ海月ぽ光追い抜くぽ/田島健一

初体験一度に二人さくらんぼ/遊鬼

「二つの感じ(笑)」

生身魂胡坐かくとき尻にいぼ/翼

「 見えちゃうってことか」

運動会どこからともなくブラヴォー/随三

「保護者会だったら面白い。イタリア人のお父ちゃんが(笑)」「陽気な総会」

草刈りの鎌に狙はるかくれんぼ/翼

「殺しに来ているね。大麻畑で盗人を追いかけているのかな」

秋葉原行く度閉まつてゐるサンボ/とみ

「有名な老舗の牛丼屋ですね」

私より愛でられてゐるインク壷/ゆり子

「すごい視点」「文豪の愛人っぽい」

夏休み霊能力者と言へば宜保/翼

(笑)

※宜保愛子(ぎぼ あいこ、1932年1月5日 – 2003年5月6日)は、日本の作家。1980年代後半から1990年代にかけて有名人の霊視などを行う心霊番組、オカルト番組に出演し一世を風靡した。

童貞や冷奴にズボズボ/遊鬼

(爆笑)「童貞故に」(笑)「あ、駄目だーって(笑)」「13歳くらいの感じ(笑)」「ガボガボだのズボズボだの(笑)」

夏期講座バンダナ巻いてゐるランボー/とみ

「浪人生にいそう(笑)」

冷やし中華零してしまつた出勤簿/遊鬼

「分かるけど」

以上で終了です!!最後までお読みいただきありがとうございました!!

重大発表
砂の城、10月末閉城

編集:屍句会報編集部 小佐治、桃猫
文責:木内龍

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