正解は「竹落葉」
若竹は伸びるときにどんどん黄色い葉を落とす。掃いても掃いても追いつかないほど。この句で言うスリッパは高級旅館だろうか。女将にNOという言葉は無い。 本問は全員不正解。
7/1句会の時点で7日目の連続猛暑日。その後7/3に「9日連続猛暑日で過去最長」を記録した。
一回戦
「暑苦しい句」
ラジコンで撒かれるクスリ青田波/海音寺ジョー
「操縦して農薬を撒くタイプ。これは人間が操作している」「アメリカとかでかいから、ヘリコプターで撒いてますもんね」
糞禁止と怒る看板夏の山/桃猫
(笑)「人糞(笑)」
選挙カーじゅん子とSPEEDのハンカチ/遊鬼
(笑)「自民党(笑)」「三原じゅん子と今井絵理子」「めちゃくちゃ人気あるらしいですよ(笑)現職を抜きそう(笑)」
夏祭り周りが相撲取りだらけ/小佐治
「だらけが、ちょっとなあ」「力士の間に菅直人くらいで(笑)」
無人島ルー大柴のアロハシャツ/企鵝
(笑)「暑い(笑)」「ノーマン島(笑)」「面白いね(笑)」
気合だぜ気合だ気合だ気合だぜ/物騒な原田
(笑)「だぜの言い方が面白い。アニマル浜口。盆踊りに気合いだ気合だ、くらいで」
なめくじり砂のお城へ行きたくて/みずな
「砂となめくじ(笑)」「ゆっくりだから間に合わないと言いたいのでしょう。挨拶句ですね」
テイクオフ骨の燃えかす目に染みる/随三
「テイクオフは、離陸の意味かな」「映画のトップガン系?」「骨が沁みるっていうのは?」「自分が乗ってて…」「死んだ人が天に昇るんじゃない?」
なんとなく嫌われる教師/風の日の扉
「暑苦しい(笑)」「なんとなくじゃなくて分かり切ってる(笑)」
母さんのクリームパスタ極暑の日/小川まこと
(笑)「いいねこれ」「暑い」「部活の後、帰ったら冷素麺でいいのにクリームパスタ(笑)」
泳ぎ方教はるマスク着けたまま/翼
「さすがに無理があるだろ(笑)」「プールサイドだよ」「なるほど」
湿つた短冊が世界平和を願つてる/くろ
(笑)「いいなあ。湿ったのがうさん臭さを出してる」「はかなさも」「笹の葉の短冊なんですね」
バーベキュー焼き場を絶対譲らない/遊鬼
(爆笑)「焼き場って言うの?(笑)」「鉄板?」「持ち場」「あ、それがいい」「焼き場だと人を焼いてる」
扇風機各駅満員電車かな/桃猫
「当たり前だなあ」
油蝉じーじじっじじ切りも無し/みずな
「きりがない、ってことですね」「死にかけの蝉、セミファイナルって言う」(笑)「玄関の前にいると嫌」
太つてる時に限つて夏が来る/たろりずむ
(笑)「何十年も太ってる人だよ(笑)」
名言が壁一面の拉麺屋/風の日の扉
(爆笑)「これいい」「親父の小言とか哲学者の名言とか」「麺はザーメンより重い」(笑)「それくらい書いてくれたらいい(笑)」「名言とラーメンがいい」
ハンモックに何人寝られるかコンテスト/遊鬼
(爆笑)「暑い暑い」「ちぎれてみんなで落ちる」
熱帯夜タバコを吸つてタクを待つ/小川まこと
「タクシーでしょうね」「熱帯夜が普通かな」
花火大会集まつてから中止/翼
(爆笑)「これ上手いですね」「集まってから、がいいですよね。普通前日ですけど。ブルーシート敷いてから中止のお知らせ」
誘蛾灯の中がめちやくちや混んでいる/遊鬼
「滅茶苦茶混んでるが普通の言い方かな」「それが面白いよ」
下乳の汗疹にもニベア取り敢へず/ゆり子
「汗疹にもの音が悪いかな」「たっぷりニベアがいいんじゃない?」
羅の汗で張り付く満員電車/小佐治
「もっと通じない言い方がいいよ」
ナイターの大乱闘に加わりぬ/遊鬼
「客席から?(笑)」「いけいけやれやれーって酔っ払いのおっさんが言ってそう」「年に一、二回あるんですよね。見てる方は楽しい」「みのもんたの声で再生される」
一年中便座の設定温度同じ/ゆり子
(笑)「一年中暑い便座なのかな。夏の感じは出てこないかな」「トイレって汗かくよね」
猫の毛をたくさん顔につけて汗/桃猫
「あっつい(笑)」「汚いな(笑)」
素麺の代わりにマカロニ流してる/くろ
「流しソーメンの代わりに流しマカロニ(笑)」「難しい(笑)」
差し入れは信玄餅水温む/随三
「むせるから?(笑)」「水温まなくていいよ(笑)」「葛切りとか水まんじゅうがいいけど、信玄餅」
A卓はデブが三人敗戦日/翼
(笑)「これいいですね」「4人で座るからね。デブだと3人」「動かないからね」
パラソルの下から動かぬサングラス/夢の二
「まあ普通だね」「暑苦しくない、かっこいい」
婆ちやんが延々軍歌うたふ夏/海音寺ジョー
(笑)「同じところばかり歌う」「作者が介護職だから面白い(笑)」
カープファン乗り込んでくる路電かな/企鵝
「広島市の路面電車」「暑い」「カープ女子っていいよね」
ナチュラルにカツラをはずし汗を拭く/桃猫
(爆笑)「これいい」「素晴らしい」「ナチュラル(笑)」「堂々と外す」「周りがびっくりする(笑)」
油照り瓶にベンジン五ミリほど/ゆり子
「溶剤のひとつ。これは吸うためなのかな」「火炎瓶じゃない?」
ポットまた沸騰してる羽蟻(はあり)の夜/みずな
「これ分かる」「電気代の無駄ですね」
腋嗅げり汗を拭ふと見せかけて/たろりずむ
「スメルチェック」「腋臭なんじゃないかな」
どう?あたしの体/風の日の扉
(笑)「暑苦しいってことは」「どお?わたしのからだ」(笑)
ばあちゃんのずっと替えない蠅取り紙/桃猫
「あー」「粘着力がないか、虫がびっしりついてる」「去年から替えない、にしたらいい」「死んだ爺さんがついてる(笑)」
風鈴が鳴るたび母に殴られる/たろりずむ
(爆笑)「うるさい!って」「子どもが殴られる」「理不尽」「これいいね」
炎天下引つ越してきたレトリバー/海音寺ジョー
「犬ってみんな暑苦しい」「毛が長いしね」
パチンコに並ぶ力士の浴衣かな/企鵝
「これそんなに暑苦しくない。涼しげ」「浴衣だしね」「パチンコにはまる、がいい」「あー」
パンチラは太陽フレアライチ剥く/光音座
「太陽フレアは黒点のエネルギーが高まって地球に影響が出る」「ライチ剥くのがどうかなあ(笑)」
龍馬の忌武田鉄矢の目に涙/よかちょろ屋こうたろう
(爆笑)「金八先生が尊敬してるから。暑苦しいですねー」
ピチピチのスイムパンツが流行る年/夢の二
「暑苦しくはないかな」「メロリンキューじゃない?れいわ批判」
笹塚のフードコートの肉うどん/海音寺ジョー
「絶妙ですね」「よく見てるなあ。これ面白いですね」
どすこいと呼びそうになった/風の日の扉
(笑)「だめですね(笑)力士が目の前にいたんでしょうね」
冷房故障サービスデーのハッテン場/龍
(笑)「あっついあっついあっつい(笑)」「冷房故障した日がサービスデーだったんですね」
ぬつと起きぐつとビールの生ぬるし/喜奈子
「昨日夜飲みかけのビールを飲んだら炭酸抜けてるし36度だし」「あー」「これ、やるよね」「昼寝覚の感じも」
修造の居場所を知りて夏来る/物騒な原田
「ちょっと前に流行ったね。松岡修造が日本にいなくなると寒くなる。帰ってくると暑くなる(笑)」
回転ドア抜けて酷暑が道塞ぐ/喜奈子
「あー」「一瞬風が抜けてね。回転ドアが上手い」「上手いですね」
ナパームで燃やす家畜雲の峰/随三
(笑)「ベトコンのこと?(笑)」「ベトナム戦争」「家畜や、にしても良いね。く、く、で音が続くから」
横たわる女の腋に山河あり/随三
「いいね。反り残しがありそう。こちらも腋の字を使っています」
夏痩や3キロ減つて102キロ/たろりずむ
(爆笑)「上手い」「好きだなあ」
婆さんがすぐクーラーを消してしまう/翼
「あー」「あるあるですね」「自分は熱中症で倒れる」「俺はクーラーは毒だってならってきた」
小父さんがキャンプファイヤー準備する/小川まこと
「むしろ薪を使えるとかっこいいよ」
冷蔵庫にしまひ忘れたヨーグルト/翼
「24時間経ったらもう危ないかもしれない」
パパ活の親父の鼻を伝う汗/遊鬼
「そこまで言わなくていいんじゃないかな(笑)」「リアルすぎる」「当たり前すぎるから裏切ってほしい」「おやじの汗を貰い受け、くらい言ったらいい」
カラオケのずっと軍歌を歌う人/桃猫
(笑)「さっきのばあちゃんの句が面白かったなあ」
「サーセン!!」と店長ドスの効いた声/海音寺ジョー
「エリアマネージャーに怒られてるんだね。暑苦しいかは微妙」
裸のじいさんが部屋にいた/風の日の扉
(笑)「別にいいじゃん(笑)」「知らない爺さん(笑)」
猛暑日や優先席にデブ二人/龍
「さっきのデブ3人が面白かったなあ」
炎天のディズニー駐車場遠し/喜奈子
「ディズニーの駐車場はだだっぴろいからね」
観客に打ち水をするライブハウス/遊鬼
「打ち水かあ」「ベーシスト、とか言っちゃっていいんじゃない?」「観客が、がいいよ」「こないだの、とりあえず裸になってみるの句、良かったね」
蜘蛛の巣を埋める大きな飛蝗かな/小川まこと
「ちっちゃい巣にバッタがどんといて、他の虫が引っかかれない」
悪態をつきながらブラを脱ぐ/風の日の扉
(笑)「いいですねえ」
短夜や目で見て分かる加齢臭/龍
(笑)「オーラみたいに?」(爆笑)
歩行天の取材マイクや炎天下/喜奈子
「暑いっすねーって言わせたいマイク。どうですかって、誘導する(笑)」
ムダ毛剃り忘れて長袖シャツ着る/物騒な原田
(笑)「あるあるだなあ」「ムダ毛見せる七分袖、とか」
バイトまで灼くるサドルに跨つて/喜奈子
「バイトは変えられるかな」「座っていると体温くらいまで下がってくるからね」
文化祭長渕剛水温む/随三
(笑)「ぬるまないですよ(笑)」
送り梅雨アニメショップの自衛官/よかちょろ屋こうたろう
「あーなるほど。自衛官がアニメショップにいるんだ」「ミリオタなんですね」
クンニしてゐる顔が必死/風の日の扉
(笑)「顔見るなよ(笑)」「ちらっと見えるのかな(笑)」
ドラフトを黒人ばかり待つている/小川まこと
「ドラフト会議なのかな」「待っている、が分かりにくいな」「フットボールやNBAなのかな」
繰り返すラジオ体操二日酔ひ/翼
(笑)「連日6時半に行くんだけど、いつも二日酔い」「第一と第二がある」
汗まみれ砂まみれで泣く球児たち/小佐治
「捉え方が」「暑苦しくないよ」
やたら距離近いアベック海の家/翼
「アベックなんだから近くていいじゃん」「膝の上に乗ってると思ったら入ってた」(笑)
鰻屋の煙を纏(まと)ひ原宿へ/みずな
「原宿、なんか面白いなあ」「下町から行ったのかな」「ナイターへ、がいいかも」「神宮球場かな?」
クーラーがコールドスリープしてます/海音寺ジョー
「コールドスリープは冬眠、壊れたのかな。壊れたと認めたくない」
脇の下ツルツルのホモサングラス/遊鬼
「ホモって言わなくていいよ(笑)」
ドラゴンズビールが温くなつてゐる/翼
「あー」
英霊の萌え絵の旗をぶん回し/よかちょろ屋こうたろう
(爆笑)「靖国神社で乃木大将の萌絵を振り回す(笑)」「美智子さまじゃないの?」
ホモサウナ親父と目が合ふ熱帯夜/遊鬼
(笑)「全部言葉が重すぎて駄目です」(笑)「最上段、とかにしたら。ホモサウナはちょっと(笑)」
財布には十八枚の診察券/海音寺ジョー
「深刻なんじゃないかな」「精神科とかなんじゃない?」「十八枚より百八枚にしたら?」
コスプレのカツラに入れる保冷剤/みずな
「あー」「上手い」「細部」「リアル」
甲子園アルプス席しか残ってない/小佐治
「外野席」「日が当たって暑いんだよ。夏の甲子園はめちゃくちゃ暑い」
二回戦
「ぼ」で終わる句
取材費が湯水の如し美味しんぼ/小佐治
(笑)「美味しんぼというグルメ漫画ですね」「上手いね」「素晴らしい」
男は兵士女は慰安婦水蜻蛉/菊池仙葉
(笑)「水トンボって?」「ウスバカゲロウみたいな」
八月の路上で焦げていくaibo/小川まこと
「SONYの犬型ロボット」「まあ今の天気じゃ焦げるかも」
ひきがえるだけが超元気な田んぼ/海音寺ジョー
(爆笑)「田んぼいいですね(笑)」
蛇がアナルの中で隠れんぼ/遊鬼
(笑)「ひどい句です」「蛇穴を出ず」
※蛇の字に「くちなは」とルビあり
皇居前見せつけている勃起の規模/よかちょろ屋こうたろう
(爆笑)「無理だろ。勃起の規模って初めて聞いたよ(笑)」「全裸中年男性」
もう限界大塚愛のさくらんぼ/翼
(笑)「もういっかい!」「若い頃は歌えたけどそんな元気ないよ」
夏ずつと位牌に見せる通信簿/小川まこと
「お母さんが亡くなったのかな。今時は位牌とか置かないんじゃない?」
高熱で弱るホーガンうんばらぼ/翼
「うんばらぼ?」「そういう漫画があったんだよ無暗やたらちんちん出して」(笑)
※ボンボンに連載されていた漫画「やっぱ!アホーガンよ」(柴山みのる作)にある表現。全裸の中年男性が男性器の位置から手が天を指差して「うんばらほ」と言う。語尾は正しくは「ほ」。
夜店から続々見つかる裏帳簿/小佐治
「商売やってると大体裏帳簿あるからね。夜店が焼けて裏帳簿見つかるくらいがいいかな。これだとそのままだから」
おれだけが知ってゐる由美子のイボ/風の日の扉
(爆笑)「知りたくない(笑)」
冷房や事務所に無いはずの名簿/喜奈子
「大事件っぽい感じはするけど…あるはずの名簿の方がいいかな」
大石が成敗したる横恋慕/菊池仙葉
「色恋沙汰」「サラリーマン忠臣蔵」
心太同じ男が来てドツボ/遊鬼
(笑)「ひどすぎる。滅茶苦茶ひどい」
熱帯夜果てた後でも濡れるいぼ/小川まこと
(笑)「果てた後でなんで濡れるんだ」
サングラスしてない時はあまえんぼ/たろりずむ
(爆笑)「可愛い」「舘ひろし」「猫ひろしかも(笑)」
姉と思いきや義母/随三
(爆笑)「ひどすぎる。AVの見すぎだよ(笑)」「身内から身内だよ(笑)」
ハッテン場修羅場となりぬ横恋慕/よかちょろ屋こうたろう
(笑)「修羅場って言いすぎ」「暑苦しい」「お題間違えてる」
夏痩やますます目立つ顔の疣(いぼ)/桃猫
「ますますは言い過ぎかな。悲しく目立つがいいんじゃない?」
兵隊の幽霊メクラかつツンボ/桃猫
(笑)「死ぬ前に」
お土産は苺家出の西荻窪/みずな
「あー」「悪くない」「家出先が荻窪」「中央線に乗ってさえいないんじゃない?」「小学生かな」
初めてを奪はれた田圃/風の日の扉
(笑)「リンゴ園だったらまだ分かるけど(笑)」「遮るものなさすぎだろ(笑)」
貼り紙は年中「アルバイト急募」/海音寺ジョー
「あー」「上手い」
マックシェイクパパ活トーク耳ダンボ/龍
(爆笑)「おっさん臭い(笑)久しぶりに聞いたわ(笑)」「超死語だよ(笑)」
おニャン子が夏の暇つぶしに応募/喜奈子
(爆笑)「ひどすぎる(笑)」「嫌味がいいなあ」「面白いですねえ」
夏館甲冑を着てかくれんぼ/桃猫
「さすがに無理かな」
血のり吐くサービスもあるメイドごぼ/みずな
「メイド、ゴボ!(笑)」
人形がすべて裸んぼ/風の日の扉
「ラブドール?」「フィギュアじゃない?」
夕焼けは唇の厚き黒んぼ/翼
「なるほど。このクロンボは敵意が感じられないね」
サンドレス部屋でだけ着るいじけんぼ/ゆり子
「いじける人。まあ普通かな。可愛く言ってるけど」
あの口で咥えているよさくらんぼ/小佐治
(笑)「これがチェリー思考ですね」(笑)
手花火の火を奪ふごと横恋慕/翼
「これ上手いんじゃない?サークルの花火の感じ。わざわざその子の火を奪いに行く。あいのり感」「さすが」
夏期講座今年も載ってる出席簿/夢の二
「あー」「浪人生」
盆休み煙の上がる裏帳簿/龍
「夏祭りの方がいいんじゃない?」
あつぱつぱ隠しきれないイボまたイボ/喜奈子
(爆笑)「詰めすぎ(笑)」「ひどい」「すごいね」「イボまたイボってひどい(笑)」「年とると出やすくなるんです」
万引きや警察官がイケボ/随三
(爆笑)「サプライズ」「や、の必要がない(笑)」「夏休みの感じ」
ミサイルに赤文字で描くスパシーボ/企鵝
「あー」「スパシーボってありがとう」「領土くれてありがとう(笑)」
休日や炎昼の刑事コロンボ/物騒な原田
「逆がいいんじゃない?炎昼や休日の刑事コロンボ」
缶ビール飲みながら読む通信簿/たろりずむ
「先生がつけた方がいい」「書きながら、とか」「人の子をディスれないから活動的とか書く(笑)」
梅雨長しゲロは関西弁でゲボ/翼
「豆知識(笑)面白い」「幼児語なのかもしれないね」
人を待つやうな木陰の赤蜻蛉/小川まこと
君の咲くお彼岸私さくらんぼ/とみ
「君は死んで私は恋愛を満喫してるってことかな」
敗戦日パパはリトルでママジャンボ/遊鬼
「うーん。ママがでかいってこと?」
イソジンとすり替えてるボジョレヌーボー/随三
(笑)「色は似てるけど」「さすがに分かるだろ」
幼児プレイ強要される村の保母/よかちょろ屋こうたろう
「保母さん」
海開き元気な子ですと通信簿/夢の二
(笑)「褒め言葉が何もない子(笑)」
慰安婦の目の潰れたる町薄暮/翼
「どうとるかな。梅毒?」「感情がこもってしまった(笑)」
サングラスして神の種待つ聖母/夢の二
「これはやばい宗教だと思う(笑)」
二周年ライブさつちやんスパシーボ/翼
(笑)「日曜日に二周年記念のライブがあります」
暑ければ暑いと騒ぐ寂しんぼ/喜奈子
「普通だなあ」
崑崙に水着の似合う西王母/企鵝
「中国の」「山だっけ?燕の巣を取りに行ったり」「どう似合うんだろうね」
※西王母(せいおうぼ)は崑崙に住むと伝わる女神。
爽やかにふんだくって来たボルボ/みずな
(爆笑)「これは面白いね」
白日傘の女から買ふ高い壷/たろりずむ
(笑)「ちょっと面白くしすぎ」「生命保険だと思ったら壺買わされたとか」
天の川へ放つ約束きみの骨壺/みずな
(笑)「リズムがいい」「地球の重力って強いから難しい。あ、空に撒けばいいのか」「海は百万くらいかかる」
八王子轟いているターボ/随三
「段ボールで作ってるポルシェが走ってる(笑)」
将軍さまったらホントあばれんぼ/よかちょろ屋こうたろう
(笑)「吉宗を馬鹿にしすぎ」
婆ちゃんに秘伝さるるサンボ/随三
(笑)「ロシアン柔道」
夏休みに嵌めてみたらガボガボ/遊鬼
(笑)「それまで何してたんだろう」「汚い。最低だよ(笑)」「アナル用語だよ(笑)」
プールまで駆けてくる姪裸んぼ/小佐治
「普通だな」「普通じゃないよ(笑)」
焼酎で酔うているとき怒りんぼ/遊鬼
「焼酎の選択はいいけど」
夏の浜酢イカと焼きそばのコンボ/海音寺ジョー
「なんでそんな意地悪なことするんだ(笑)」「酢じゃなくて良い」
騎馬戦に乱入して来るランボー/随三
(笑)「面白い」
夏休みパキつていたけどフラシーボ/とみ
「プラシーボ、もしくはプラセボ効果のことだね」
緑への親しみに×通信簿/ゆり子
(笑)「いいね」「タワマンのガキだよ」
夏芝居パパが死んぢやうとこがツボ/遊鬼
(爆笑)「ギャル語俳句面白いね。こないだのマジ感謝とか良かった」
ソーダ水ぐんぐん吸ひ込めるえくぼ/喜奈子
「爺臭いな」「ユーミンの劣化版だよ」「恥ずかしい~」(笑)
紹介するぜギタリストはチャボ/遊鬼
「鶏?」「RCサクセションだよ(笑)」
裸らの寝転がつてる米空母/企鵝
「綺麗」「空母にも休みがあるんでしょう」
最後に「ぼ」つく言葉この世にないぼ/物騒な原田
「ただならぬぽ のような(笑)」「ただならぬぽ海月ぽ光追い抜くぽ/田島健一」
初体験一度に二人さくらんぼ/遊鬼
「二つの感じ(笑)」
生身魂胡坐かくとき尻にいぼ/翼
「 見えちゃうってことか」
運動会どこからともなくブラヴォー/随三
「保護者会だったら面白い。イタリア人のお父ちゃんが(笑)」「陽気な総会」
草刈りの鎌に狙はるかくれんぼ/翼
「殺しに来ているね。大麻畑で盗人を追いかけているのかな」
秋葉原行く度閉まつてゐるサンボ/とみ
「有名な老舗の牛丼屋ですね」
私より愛でられてゐるインク壷/ゆり子
「すごい視点」「文豪の愛人っぽい」
夏休み霊能力者と言へば宜保/翼
(笑)
※宜保愛子(ぎぼ あいこ、1932年1月5日 – 2003年5月6日)は、日本の作家。1980年代後半から1990年代にかけて有名人の霊視などを行う心霊番組、オカルト番組に出演し一世を風靡した。
童貞や冷奴にズボズボ/遊鬼
(爆笑)「童貞故に」(笑)「あ、駄目だーって(笑)」「13歳くらいの感じ(笑)」「ガボガボだのズボズボだの(笑)」
夏期講座バンダナ巻いてゐるランボー/とみ
「浪人生にいそう(笑)」
冷やし中華零してしまつた出勤簿/遊鬼
「分かるけど」
以上で終了です!!最後までお読みいただきありがとうございました!!
重大発表
砂の城、10月末閉城
編集:屍句会報編集部 小佐治、桃猫
文責:木内龍