正解は「鷹の爪」。
卓上の唐辛子からぞわぞわする怖さのようなものを抱いたか。
全員不正解。
一回戦「当」の字
◇弁当に茶色の多き運動会 たろりずむ
「弁当があったか」「昭和でいいねえ。醤油を使って」「貧乏な家でしょうね」「貧乏に茶色の多き運動会(笑)」
◇当たり矢の形をしたる女かな
「全然わかんない(笑)」「男に突き当たっている?」「的があるってことかな」
◇星祭たぬきの信楽焼当たる 響子
「信楽焼といえばたぬきだね」「吟行句みたい」
◇当たり屋のつむりへ銀杏黄葉かな こはく
「いちょうこうようかな でいいのかな」「リズムがちょっと。黄葉す(こうようす)でいいかも」
◇当選や新酒の樽をふるまひて 桃猫
「まあ普通」「初当選」「や、が嬉しみ」
◇随三、はよ弁当買うてきてくれや 適当に 也屁
(笑)「適当が一番困る」
◇駅前の偽善当然赤い羽根 こはく
「偽善って言っちゃわず…ボーイスカウトが一生懸命ね。なにに使うか分からないけど。当然らしく、とかがいいんじゃないかな」
◇霊感で当てる職業キジの夜
「イタコみたいな…ケーン!」(笑)「雉の鳴き声」
◇当確がなかなか出ない黄落期 遊鬼
「銀杏とかが落ちる」「早ければ20時に出るけど」「村の選挙とかかもしれない」
◇ルメールと川田が死ねば当たるはず 翼
「恨み節」(笑)
◇当方では分かりかねます きもと
「きもとさん」「おー、扉かと思った(笑)」
◇由美子句集?…当然買います。 風の日の扉
(笑)「出オチみたいな」
◇秋の夜の当落線の長さかな 龍
「長いよね、確かに」「秋の夜も長いから別の言葉がいいかも」
◇さいころを振って当てたる夜学生 桃猫
「何当てたか分からないなあ」「授業の前のちんちろりんか」
◇当たったよだから一票自民党
「何が当たったのか」「競馬場だったら面白い」「お早めに投票してください」「雑だなあ(笑)」
◇当たり屋が案山子のとこまで飛ばされる 遊鬼
(笑)「漫画みたい」「トムとジェリーみたい」「キキッドーン(笑)」
◇夜なべして作った弁当お腹痛い 遊鬼
「オチが見えすぎだなあ」「遊鬼さん」(笑)「小学生かよお」
◇仮面ラーターがんばるんばるんばるんば
「仮面ライターを上手く言えなくて、仮面ラーターって言ってる」「意味わかんない。マジでわかんない(笑)」
◇当選確定と台風情報と 翼
「リアルだね。テレビをだらだらつけてる。写生だねえ」
◇順当な値段で秋刀魚を売れよ、コラ 五十嵐
「高いよねえ。500円とか」「冷凍もあるんだけどなあ」
◇台風や当時14歳だった 喜奈子
「これ面白いね。台風のときか…」「北朝鮮に拉致されたのか」「当時ってあまり言わないよね」「横田めぐみさんは当時14歳だった」「楳図かずおも14歳ってあったね」
◇八つ当たりされたと気づかず柚味噌かな 遊鬼
「ゆみそ」「おでん食べていて熱湯かけられて(笑)」
◇超当たる占い師障子貼る きもと
(笑)「変でいい」「韻を踏んでる」「障子を嘘で塗り固めてる感じ」「うすっぺらい感じ、穴が空きそうな」「とりあわせが上手い」
◇流星に平和を祈る当たり前 翼
「いい子になっちゃってごめん(笑)」
◇当たり券どこで買ったっけ夜長 光音座
「なんの当たり券か分かりたい。当たり券を買うっていうと変かな」「当たり馬券だったらいいかも」
◇勘当をされても踊り続けてゐる 遊鬼
「いいね」
◇当たりくじ買いに行くだけ星月夜 夢の二
「当たりくじっていうのは名詞」「コンビニの700円くらいの…」「あー」「当たりくじだけ買えばもうかるのでは?価値のある研究だけつぎこんだらいいのか?みたいな漫画があるけど、そういう馬鹿な感じ?」
◇当てつけに一人っきりで引く牛蒡 遊鬼
(笑)「たぶんチンポのこと。乱交パーティでブスしか残っていないことを牛蒡引くっていう」「そうなの?(笑)」「なんで分かったの?解釈がやばい」(笑)
◇文化の日軽く車に当たりくる 桃猫
「当たってくる、なのかな」「当たり屋が仕事してくるのか」「当たり屋の句ばかり」「最近はドラレコがついているからプロしか残らない」
◇信濃川鯖缶に当たる従兄かな さとう
(笑)「すごいね」「こんな無意味な信濃川ある?」「長野県は海がないから魚を食べるには缶詰しかない」「千曲川」「鯖街道があるんだよ」「どっちにしても信濃川が分からない」(笑)「従兄弟も分からない」(笑)「缶詰だから当たらないよ」(笑)「AI俳句みたいな」「AIでも作れないよ」(笑)「言葉がランダムすぎる」(笑)
◇落鮎の岩に当てたる鼻の先 五十嵐
「錆鮎ともいう。弱っている鮎」
◇当事者というたすきして秋祭 響子
「セクハラ大臣」(笑)「SM担当大臣」(笑)「埃がいっぱい内閣」「遊んでる感じがいいね」
◇当然の如く咥えさす寒露かな ダリア220
(笑)「頭おかしい(笑)」「イナゴの頭とか?」「外でやってんのかな」「美学」「Sの極みみたいな」「甘露煮とかけてるんじゃないかな」
◇該当者なし今年の秋の褒章は 桃猫
「もっと面白くできそう」「町内美人コンテストみたいな」「生贄に処女が必要です、って言ったら誰も手を挙げなかった」(笑)
◇ぶつかって、恋が始まったと思ったら当たり屋だった きんたまい
「長いな、切れがない」「ぶつかって、がなくてもいい」「車で跳ねる恋ないよね(笑)」「柴田千晶に キーパーにトマトぶつけて恋がはじまる っていう句があるんだけど、いいよね」
◇勘当同然の十月の花嫁 こはく
「いいなあ。好きだなあ」「眞子様の」「ああーそれか」「殿下ぶち切れ」
◇見当のつかぬ犯人鳥兜 喜奈子
「下5が惜しい気がする」「鳥兜…見当ついてるだろ(笑)ばれてるよ」
◇口に指当てて内緒の栗ごはん 桃猫
「お父さん寝ちゃったから内緒だよ」
◇適当に名を付けらるる案山子かな 企鵝(きが)
「次郎、太郎」「小学生がジョニーとかつけるよね」「スコッチは二グロのウィスキーだろ…って(笑)」
◇あやふやなキャラ適当にハロウィーン 喜奈子
「あやふやと適当が意味かぶっちゃうから…適当にドンキで買ったハロウィーンくらいでいいかな」
◇当選し片目のままの達磨かな 企鵝(きが)
「目を入れるの忘れちゃった?そんなことないよ(笑)」「まだ隻眼の達磨かな にすると緊張感が残っていい」「あー」「入れられる前の直前の達磨にすると面白い」
◇当たり屋の朝は爽やか缶ビール さとう
(笑)「飲酒してたら割合が悪い」「さとうさん嘘のつきかたが独特(笑)」「友達がいない回路。知ってる単語並べてみた(笑)」
◇当たり棒替えないままに秋深む 桃猫
「ガリガリ君とかね。夏だったら替えるけどね」
◇当直と賭ける夜食の味噌ラーメン 喜奈子
「いいな。好きだなあ。ごはんが美味しそうに描けてる」「日本戦かな」「上手」
◇不審者の特徴ぜんぶ当てはまる たろりずむ
(爆笑)「ロン毛、髭、Tシャツ、眼鏡…五十嵐」「杉並区で挨拶をする不審者」(笑)「今は挨拶したらいけないと言われている。ひどい時代だ」「北大路さんの頃はカミナリ親父がいました?」「傷痍軍人がいたよ」(爆笑)
◇くまの人形が当たったおじさん 風の日の扉
「俺だ」「縁日とかでとりあえず引いたらね」
◇随三、当たり前のこというけど、やっぱりあれやな。あれ。あれ?なんやったっけ? 也屁
(笑)「切れが悪い」「じじいだから」「残尿感」
◇残業手当出ない農家の夜なべかな 遊鬼
「説教臭いかな」
◇当たり前みたいに星が落ちる日だ
「お~い、お茶の大賞で 田舎では星が降ります頭上注意 っていう句があった」「大賞の句はいいいよね」
◇当て逃げの破片がコスモス畑の中 翼
「コスモスばた、って読む」「なるほど」「なんで当てるって字で当て逃げの句ばかり出てくるの(笑)」「翼」(笑)「弁当の句でびっくりしたよ、よく弁当出てくるなって(笑)」「弁当があったか、って(笑)」
◇金のエンゼルを当てるまで買ふ 風の日の扉
「おもちゃの缶詰が貰える」
◇当然の感覚菊人形が怖い 五十嵐
「あー。都会っ子、現代っ子の感じ」「内容はいいけど、当然と言わない方が」
◇該当する答えにまるをつけなさい
「教習所とかマークシートとか」「赤信号は急げば良い、マル(笑)」「雨の日はそもそも原付に乗ってはいけない」(笑)
◇ハワイ旅行当たってしまふ老夫婦 翼
「しまふ、がいい」「遠出なんかできない」「娘夫婦にあげる」「車椅子がいい。ハワイ旅行当たってしまふ車椅子」(笑)
◇真鰯の一尾由美子のお弁当 風の日の扉
「そんなことねえよ。松茸が腐るほど入っているよ(笑)」
◇燃えてたらちゃんと火を消す当然です さとう
「当然です、がどうだろう」「熱愛報道とかがいいよ」
◇スーパーの弁当新米のシール 遊鬼
「これは明るい」
◇当たり屋はいつも新蕎麦食べてから
(笑)「げんをかつぐなよ」「当たり矢にしたら的にあたる感じがする」
◇当然のように新酒を子どもにも 翼
「母乳の代わりに…」(笑)「お屠蘇とか飲むよね」
◇当事者じゃない人たちが殴り合う たろりずむ
「あるわー」「みんな何かに参加したいんだよね」
◇勘当をされた女の赤い羽根 夢の二
「赤い羽根が展開を作り過ぎてるかな」
◇梅干しと新米だけのお弁当 桃猫
「これ、好き」「大日本帝国弁当」「波多野爽波を感じた」
◇当然だハロウィンにはキラパワだ 翼
「ここまで押し切られちゃうとそんな気が(笑)」「ビビッときたぁ!」
◇食ひかけの栗飯のある当直室 企鵝(きが)
「さっきの味噌ラーメンが好きかな」「栗飯だと贅沢だから秋刀魚とかちょっとかじった感じにしたらいい」「下半身だけ残る」「絵は面白いよね」
二回戦「生き物が居ない句」
◇ぬっとりとアルミホイルの穴と穴 さとう
「全然景色が分からない(笑)きのこのホイル焼きが失敗したのかな」
◇手も足も出ない扉 風の日の扉
(笑)「なるほどね。いいですね」「ハードルを乗り越えてきた」
◇たたみ鰯暴れて糞する女かな さとう
(笑)「生き物です」「たたみ鰯が意味わかんない(笑)」「命の枯れた感じ」
◇粘着性ハイドロポリマー栗御飯 きもと
「入れ歯とめるやつ。生命感は出ちゃうかな」
◇秋の雨くすぶっている煙草かな おがわくん
「これも人の名残があるかな」
◇秋の夜のエイリアン対プレデター たろりずむ
(笑)「これはいいね」「人が観ているかも(笑)」「秋の夜だと鑑賞している感じが出ちゃう」
◇水澄むやチェルノブイリも福島も 遊鬼
「あー」「水澄むがいい」「汚染水」
◇菊人形嫌な方向からライト 五十嵐
「あー顎の下から当たるとイヤだよね」
◇スプートニク流れ着きたる冬の月 企鵝(きが)
「宇宙船」「ロシアの」「無理矢理人のいない所にもっていった(笑)」
◇鳥籠に羽だけ残っているロシア 翼
「宅急便の籠(笑)」「ソ連にすればよかった」「あー」
◇陰毛をさらりとのける秋の風 さとう
「生命力があるのがダメ」
◇新米が積まれていたるコンテナー
「あー、いいね」「五十嵐の白菜の句、良かったな」「屍の新米の句はありがたくない句(笑)」
◇刈田道四角い自販機の光 夢の二
「田舎の道」「光を四角いと読んだのが上手い」
◇駅前広場赤い羽根の箱がびしょ濡れ おがわくん
◇石は積まれることもなし 響子
「戦国武将の名言みたいな(笑)」「三途の川に人がいない」「辛い感じがする(笑)」「まだ人間が入っている感じはする」
◇天高しスプリンクラーの誤作動 きもと
「あー」「夏がいいな」「日盛り」「夏期講習」「あー煙草吸ってんのばれちゃった(笑)」「群馬県、とか」(笑)
◇豊作も凶作もある無神論 五十嵐
「人がいないと言うと共産圏が思い浮かぶ」
◇タリバンに旅行したい人の列 翼
「誰もいないってことか(笑)」「自殺志願者」
◇宵闇や二〇〇X年の風 桃猫
「これは自分の句をぱくられたみたいで嫌」「夕涼み時は200X年 五十嵐筝曲 こっちのほうがいいよね」(笑)
◇髄三ティーシャツ在庫あり 也屁
(笑)「技術点高い。感動のない4回転みたいな(笑)」「これは頑張ったね」
◇スタバが潰れた後の鳥取 翼
「砂丘しかない」「雑だよ(笑)」
◇近付いて見たら軍手 風の日の扉
(笑)「いいね。まっすぐな道で寂しいと同じ」
◇ゴミ燃える場所が良ければ流れ星 龍
「塵が燃えた」
◇福島や原発横の案山子かな 遊鬼
「や、かながなあ」「去り際の遊鬼」(笑)「案山子の先にまだ未来」「いいね」
◇サイババ香同時に二つ存在す さとう
「いかれてる。どういう時間軸ですか(笑)」「古着屋の匂い」「お題を無視しすぎです(笑)」
◇一面の焼野原
「やっぱり人がいる感じ」
◇大仏が曇天の色馬肥ゆる 五十嵐
「これはいいね」
◇オンラインゲームのデート揚花火 たろりずむ
「これはいいね」「デートの相手がAIかもネカマかも」「ときめかないメモリアル」(笑)
◇クッキーの神籤に転機告げられし 光音座
「意味がわかんねえ(笑)」
◇幸せの家族計画稲の花 翼
「コンドームの自販機」「田舎にまだある」「中学生カップルが買う」「絶対古いよ」「なんでみんな田舎とソビエトなの?(笑)」
◇秋の雷蛍光灯が点滅す おがわくん
「ホラー映画みたいな」「季語とライトが重なっている」「B級映画の分かりやすさ」「なるほど」
◇盆休み特殊詐欺集団休み たろりずむ
「オフィスの空の感じ(笑)ああいう人達ってエレベーターのボタンに指紋を残さないように押すんだって」「半グレ」「休みなら自分の家にかけろ」
◇流星が垂れ流しなる廃炉かな 翼
「頭上に負けるかな」「チェルノブイリばかり」「祈る人がいなくて勿体ないなって」
◇文鎮のごとく句碑あり天の川 五十嵐
「文鎮が倒れている感じにすると面白い」「静岡に句碑が手入れされなくてばたばた倒れている句碑の墓場と呼ばれているところがある」(笑)「吟行に行きたい」
◇モノリスの突つ立つている枯野かな 企鵝(きが)
「あーいいな、一番人のいない感じがする」「砂漠とかの四角い柱」「理由のない建造物」
◇随三ロボットの月面着陸 也屁
(爆笑)「テクニカル」「意地を感じる」「随三ロボット、なんに使うんだ」(笑)
◇定点のカメラの揺れる夜長し 喜奈子
「気持ち分かる」「昨日の地震」「東京タワーが揺れてる」「上手い」「長き夜におさめたらいいよ」
◇生身魂ステージ4で意識不明 遊鬼
(笑)「ぎりぎり植物」「急に雑になった(笑)」
◇ざらざらと嘆きの壁に陽が落ちる 小佐治
「イスラエルの有名な。バンクシーが描いた。砂の感じと中東が合ってる」
◇お中元受け取り手なく戻される 遊鬼
「分かる」
◇岩陰に玉蜀黍があるロッポン さとう
(笑)「六本木?」「無意味さがいい」
◇沈丁花仮面ライダーの耳に さとう
「全然人いるじゃん」(笑)
◇猿酒熟れゆく森の奥の奥 遊鬼
「熟れるって言わないかな。澄むとか沁みとか」
◇ロボットの国で働く案山子かな 桃猫
「生命感がない」「これ新しいね」「烏は生きてるのかも」「超音波を出してる」
◇藁束がひとりでに燃えだしている 遊鬼
「アフリカっぽい」
◇新豆腐捨てられている路上かな
「新豆腐かな(笑)新が主観的」「男性の吐瀉物見つめる昼下がりカニチャーハンか俺も食いたい を思い出した」
◇赤錆に秋のリズムを感じおり 小佐治
「観測主体がいる。感じてるから」
◇自重ではなくオーラで開く自動ドア 光音座
「反応しないときある」
◇満鉄が枯葉に埋まる頃だろう 翼
(笑)「出ました満鉄」「ロシアから離れようよ(笑)ユーラシアに人はいないんだから(笑)」「いい句だろう。引き揚げ者の句。前書きに、満州を去る(笑)」
◇廃屋の中の命やばったんこ 遊鬼
「下5がちょっと…」「ししおどしのこと?」
◇牧瀬里穂ポスターのある夜長かな 風の日の扉
「人のいない感じ!超リアル」「褪せてる」「飛騨高山って感じがします」「幕末純情伝」「牧瀬里穂が絶妙」「定型がいいよ」
◇明日出るを倉庫で待てるねぶたかな 遊鬼
「明日出発」「ぎりぎりまでいじるからね」
◇雲がまだとどまっている花野かな
「誰かが寝転がっている感じはしちゃう。はぐれ雲。ジョージ秋山」
◇空港の空調音春画集没収 光音座
「ライムが下手な初心者(笑)」「かっこいいよ。俺は好きだよ」
◇ジェイソンが大暴れして自殺した 翼
「人がいない感じがいいね」
◇うそ寒やナイフ血痕タイヤ痕 喜奈子
「おばあちゃんを轢いちゃってナイフで刺したのかな」「日本語の薄さ。 うそ寒やナイフ血痕タイヤ痕 YO!みたいな(笑)」
◇ヤニ色に染まる小窓や鮭番屋 こはく
「北海道とか」「今はイクラだけとって鮭捨ててくらしいよ」
◇焼け跡の熱よ煙よ流れ星 桃猫
「みんな戦時中とソビエトと…(笑)」「句のために人殺してる」「はこべらや焦土のいろの雀ども 波郷 みたいな真面目な句もあるのに、焼け跡や(笑)」「目の前でノータイムで(笑)」
◇ヨーカ堂短い川がある地元 風の日の扉
「これ大好き!変な郷土愛」「ヨークとか(笑)」「三級河川」「人がいない(笑)ディストピアと過疎しかいない」
◇無人の檻に秋の雷落ちている おがわくん
「作りすぎ」
◇秋気澄む足跡探す枯山水 喜奈子
「足跡探すってあんましない」「人じゃない、タヌキとかさ」
「足跡残る枯山水、とか」
◇冷ややかに青光りたる炉心かな 企鵝
「ソビエトだ」「臨界ですね」
◇或る時刻に差し込む虹あり飛行場 光音座
「この漠然とした感じは面白いじゃん」
◇光にも闇にも匂ひ星の秋 たろりずむ
「三浦皇成はムチで引っ叩くの好きだからね」
◇秋深し渋谷の交差点の無人 桃猫
「秋深しを変えなきゃダメだな」「これこそ『或る時刻』でいい」
◇みんなみんな居なくなった秋麗 夢の二
「秋麗がちょっと違うな」「
◇新潟の大部分 翼
「大嘘つくんじゃないよ(笑)」
◇水槽に苔しか居ない神無月 響子
「苔の密集、くらいにしたら良い」
◇後の月足りない物がここにある
「尾崎豊っぽい」
◇団扇の柄眺めて高し六次元 サトウ
「団扇の柄(え)を持って見ているとその柄から広がる木の模様に次元が増えてくる」
「フラクタル俳句(笑)」「普段何考えてるの?(笑)コンビニで物買えないレベル(笑)」
「狂ってる」「素面で作れない」
◇その昔人間だったカマドウマ 桃猫
「これだとただの変化だもんね」「その昔人間だった○○家とかのほうがいい(笑)」
◇先生の自殺で中止運動会 遊鬼
「良い句だ(笑)」「遺書に『赤頑張れ』『白頑張れ』とか書いてある」
「不在のリアルさってこれだと思う。このドライな感じ」
◇弟はひぐらし捕りに行つたきり たろりずむ
「gone、の感じだとまだ生き物の感じが出ちゃうな」
「蜩は悲しみが出ちゃう」
◇秋の日のかぷかぷ笑うクラムボン 小佐治
「宮沢賢治だっけ」「面白くはないな」
◇コスモスの畑去年より荒れて 桃猫
「これは良いんじゃ無いかな」「死んだ人の家にあるような感じ」
◇深海澄むコックピットの気泡かな 翼
「B-29が海の底で光っている」
◇うそ寒や転がっていく缶ひとつ 小川まこと
「普通だな」
◇重そうに柿実りたる空き家かな 桃猫
「悪くないけど、人の居ないところに植物が残っているってのは、発想としてその型があるからな」
◇秋の雨トイレ幽霊ばかりなり 小川まこと
「先客に幽霊、とかお洒落にやったほうがいい」
以上、今週もありがとうございました!